短編2
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自衛隊の怖い話

私は現役の自衛官です。

自衛隊にはいろいろな幽霊に関する話がありますがその中の一つを話したいと思います。

私が勤務している場所には少し離れた場所にいくつかの自衛隊の分屯地があります。

その中の一つにJ分屯地という所があります。

自衛隊の仕事の中に警衛というものがありますがあり簡単に言うと門番みたいなものなのですが警衛は一日のうち決まった時間に分屯地内を自転車で巡察しないといけないんです。

その時にH型倉庫という場所の前を通ります。

その倉庫は物品を保管している倉庫で真上から見るとアルファベットのHの形をしているためそう呼ばれていました。

ある夜私が自転車で巡察している時にその倉庫の前を通った時でした。

いろいろな恐い噂を聞いていたのでなるべく倉庫を見ないようにしながら通りすぎ倉庫を背にしたときすぐ後ろの倉庫からガシャンと音がしました。

私は自転車を止め後ろを振り返りました。

倉庫の窓はちょうど人の顔くらいの大きさの四角い窓ガラスが縦三列横に五列つながってできています。

その窓すべてに人の顔が写っていました。

私は恐怖のあまり無我夢中で自転車をこいで着いたら先輩に今見てきたものを話しました。

その時話を遮るように電話が鳴り響きました。

先輩が電話にでると相手は倉庫のすぐ前にあるアパートの住人からでした。

内容は倉庫の中からガシャンガシャンと物を投げているような音がしてうるさいというものでした。

電話を切ったあと私が先輩にどうするかと聞いてみましたが二人とも真っ暗な今見に行く勇気は無いので朝明るくなってから行くことになりました。

そして朝になり二人で倉庫に行ったのですが倉庫の中は保管している物品があちこちに散乱している状態でした。

そのなかで私はあるものに気付いて驚愕しました。

それはものすごい力でねじ曲げられた飯盒でした。

飯盒とはよくキャンプなどで焚き火の上に木で吊るしてご飯をたくもので鉄で出来ており人の力では絶対にねじ曲げることなど出来ません。

なかにはねじ切られた物もありました。

私と先輩はこれを上司にどう説明しようかと悩み結局連絡があったときにどうしてすぐ行かなかったのかと大目玉を食らうことになりました。

その時上司に聞いたのですがJ分屯地は朝鮮戦争があった頃アメリカ軍の死体置き場になっておりそれが原因で心霊現象が起こるのだと言っていました。

全然怖くない上に長くなってすみません。

読んでもらってありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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