短編2
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同僚のYさん

これは、以前に勤めていた会社での話しです。

その会社の、ある職場にYさんという、30代後半の男性が勤めていました。

Yさんは、独身で、普段はおとなしい真面目な人でしたが、生活はだらしなく、いつもシワだらけの作業衣を着ていました。

作業衣を洗濯しても脱水したら、そのままで、いつも生乾きの作業衣を着ていました。

夏でも風呂に入らず、いつも異臭がしていました。

そんな、だらし無い生活のせいでYさんは病気になって入院しました。

そんな、ある日Yさんの住むアパートの大家からYさんの部屋から異臭がすると苦情がきました。

Yさんには身寄りがなく、会社が身元保証人になっていました。

ある夏の日に、私と課長とでYさんのアパートを訪れました。

大家さんにアパートの鍵を開けてもらい中に入ると、中は足の踏み場もないほどの、エロ本の山でYさんは、普段、押し入れの中で寝起きしているようでした。

エロ本をのかすと、エロ本の下には100匹くらいのゴキブリが、いっせいに逃げ出しました。

私は、泣きそうになりました。

でも、異臭の発生源は、その部屋ではありませんでした。

どうも、玄関の横にあるトイレからでした。私は、課長と顔を見合わせ、恐る恐るトイレの扉を開けました。

ギャ~~~ そこには信じられないものがありました。便器の中は、ウンコで富士山のような山になっていました。(泣)

Yさんは、トイレが詰まったのにそれを直さず、そこにウンコをして、水を流せないから、またその上にウンコ、それを繰り返すうちに富士山のようになってしまったようです。

便器の中で元気に動きまわるウジムシ君、うるさく飛びまわるハエさんなど、トイレの中は地獄絵図でした。

私は、吐き気を堪えてアパートの外にでました。

トイレの中の富士山は、業者さんに、お願いして処分してもらいました。びっくり、するような料金を請求されたそうです。(当たり前か)私は、頼むからYさん死んで!と心の中で叫びました。

気持ち悪い話しですみませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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