短編2
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チェンメ

>>このメールを

>>開いたら

>貴方はもう引き

>>返せない

>>>ここに書くことは全て実話>

僕の名前は山崎たかし。

家庭は平凡で、ごく普通の生活を送っていた。

2006年5月21日までは。

この日を境に僕の日常は大きく変化した。

この日、僕は普通に学校に行こうと家を出た。

しかし、学校に着く直前に僕は、交通事故に合った。

突然のことに僕は混乱した。

横断歩道を渡っていると向こうから猛スピードの車が突っ込んできて、僕は宙を舞った。

高く撥ねられ、アスファルトの地面に強く叩きつけられた。

痛みはなかった。

いや、痛みがないというか、脳に強い衝撃を与えられ、麻痺してた。

僕は直ぐに大きな病院に運ばれた。

緊急大手術になった。

16時間にも及ぶ大手術は成功した。

だけど。

僕は命の代わりに右腕と左足の膝から下を切断された。

右目も失明になり、口も聞けなくなった。

僕は悲しみのあまり、回りの医者を怒鳴ろうとしたが、喋れない。

口の神経が全て壊れてしまったそうだ。

僕はどうすれば。

人生がつまらない。

みんな、普通に口が聞けて、歩けて、物に触れれる。

僕は右腕がなくて、左足が使えない。

車椅子も介護の人がいないと乗れない。

体全体が麻痺してる感覚だ。

なぜ僕だけこんなめに。

轢き逃げした犯人は捕まって両親に多額の慰謝料を払った。

けど僕の右腕や左足、右目や口は戻らない。

犯人は賄賂をして懲役6ヶ月の免許証取り消しだけですんだ。

おかしくないか?

僕は怒り狂った。

けど体は動かない。

僕は悩んだ。

どうやって犯人に仕返ししようか。

そこで思いついた。

インターネットだ。

パソコンや携帯なら片腕でも操作できる。

僕はすぐにこのメールを作った。

だから聞いてほしい。

このメールを観た人はすぐに最低5人くらいに送ってほしい。

そうして、5人がまた5人に送り5人がまた5人に。

これを続けると大勢の人がこの事実を知ることになる。

頼む協力してくれ。

>>

>これは2004年に宮城県で実際に起きた事件です。犯人は被害者に多額の慰謝料を払い、警察に賄賂をし、少ない懲役で逃れたという内容で、警察側は否定しています。

>このチェーンメールは事件が起きた10日後に宮城県に住む酒井信彦さんに送られたのが最初です。

>>作ったのは解りません。

>>ただ一つだけ言えることがあります。

>>>>酒井信彦さんは5人にメールを出さなかった。

>>

>酒井信彦さ

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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