中編4
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練習試合

どうもm(__)m

何故かモーガンが人気になってるのが気に入らない……

そんな心境です……

本題に入ります

これは俺達が高校の時の話

俺達はタバコを吸ったり、授業をサボる時に野球部の部室を使っていた。

なぜ野球部でもない俺達がこの部室を使えるのかと言うと、

俺、政、伸と同じクラスに野球部のキャプテンである「牧野」という男が居たからである

この牧野という男はどうしようもなく馬鹿であり、俺達の悪友だ

どれだけ馬鹿かと言うと、修学旅行で万引きしたあげく、他校の生徒と喧嘩をして停学になる程の馬鹿である……

そんな牧野に部室の鍵を借りて入っているという訳だ

いつもの様にタバコを吸いながらサボっている時だった

急に部室に牧野が入って来た

俺「なんだよ、お前授業中だろ?サボってんじゃねーよ!」

牧野「朝一から来てんのに昼まで授業受けねーお前らに言われたくねーよ!」

政「ってか、早くドア閉めろよ!バレるだろ!」

牧野「もうバレてるよ!バレてないと思ってるのはお前らだけだ」

俺「で?なんの用だ?」

牧野「お前らに頼みがある…」

伸「なんだ?金なら貸さねーぞ」

牧野「ちげーよ!!頼む!今週の日曜の練習試合に出てくれ!」

俺達「は!?」

牧野「実は、A校と練習試合が出来る事になったんだ!

ただ、ウチは部員10人しか居ないだろ?その内の3人が部活帰りに事故に巻き込まれて怪我しちまってよ……

だから、最低でも2人足りないんだ!野球が出来る上、暇な奴ってお前達しか居ないんだよ!!

頼むよ……」

元々、俺と政は地元の学童野球チームでやっていて一応、地区優勝バッテリーである 。

特に政は地元でも結構騒がれる程の投手だったが、中学校に上がる時に、2人とも坊主が嫌で野球を辞めた

政「お前らみたいな弱小野球部がよくA校と試合組めたな!」

A校は強豪校で何度か甲子園に行ったこともある

それに比べ、ウチの学校は部員が10人しか居ない万年一回戦……

牧野「いや、半年ぐらい前から試合のオファーしててな、遂に受けてもらったんだ!」

政「出るのはいいけど、俺ピッチャーな」

牧野「は!?もう5年も野球やってない奴が何言ってんだよ!」

政「ブランクがあってもお前達のヘボ投手よりマシだろ」

俺「政が投げるなら、俺が捕手だな…」

牧野「勝手に決めんなよ!欲しいのは外野手とショートだよ!」

政「じゃ、外野とショートの練習をバッテリー2人にやらせとけ」

牧野「だからさぁ……」

俺「一回、政の球見てみろよ!文句言えなくなるから」

政「よし!!俊、スピードガン持って来い!」

政「行くぞ!!」

シュッ!!

バンっ!!!

牧野「マジかよ……」

政「何kmだ?」

俊「132kmっす!!」

牧野「何も練習してない一般人が130km!?」

俺「じゃ、バッテリーは俺達でいいか?」

牧野「ああ、仕方ない」

政「おい!牧野、スライダーってどうやって投げんの?」

牧野「そんな事も知らずに投手やるって言ったのか……?」

政「いやー、小学校は変化球禁止だったからよ」

俺「おい!牧野、ベンチでタバコって……」

牧野「駄目に決まってんだろ!」

伸「うん、そう。日曜の10時からだから…わかった、じゃあな」

伸「よし、OK!」

政「お前、まさか…」

伸「モーガンも見に来るって」

俺「あの住職は、どれだけ暇なんだよ……」

牧野「モーガンって?」

俺「あぁ、俺達の知り合い。伸の家の近くに寺があるだろ?あそこの住職」

牧野「開かずの寺か…?」

モーガンの寺は目立つ仕事をしないので、近所では『開かずの寺』と呼ばれ、寺なのに心霊スポットに数えられている…

俺「まぁ、今度紹介してやるよ」

牧野「ああ、頼む…それより練習しようぜ」

こっから3日間、野球部の練習に混ざって練習した

練習中は喫煙OKが出たので、

政と思いっきり吸ってやった…

そして試合当日〜

A校のグラウンドに着くと、既に相手は練習をしていたが、その練習風景は野球部というより、軍隊といった感じだろうか……

とにかく異常だ…

ノックの最中、誰かがエラーをしたなら、その度に監督が練習を中断し平手打ち……

それだけじゃなく、金属バットで腹や肩などを殴る……

文字通りのボッコボコ……

それを冷たい目で見る他の部員達

殴る、蹴るの暴行を繰り返しながら「そんなんで甲子園に行けると思ってんのか〜!!」

「もっと真剣にやれ!!」と、

譫言の様に「甲子園、甲子園」と言う監督……

政「こいつら、おかしいだろ…」

牧野「A校はいつもだよ、徹底的なスパルタ指導なんだ」

俺「そうゆう事じゃねーよ」

政「何かに取り憑かれてるな」

相手チーム全体を覆う、凄く嫌な感じ……

その元凶は間違いなく、監督だ…監督から発している嫌な感じが、一人一人にべったり憑いている

政「相手は幽霊野球部かよ…」

俺「デッドボール当てたら呪われるかもな」

俊「あっ、モーガン来ましたよ」

モーガンは来るなり、相手の監督を凝視していた……

ああ、やっぱり……

そんな感じが俺達を包みこんだ

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 優さん  

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