短編2
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札幌で出逢った物の怪

前にもお伝えしたのですが、私の端末からこちらにアクセスすると改行が正常に行われず、行間の詰まった投稿文になってしまう様です。

従って現状のスタイルのままで投稿させてもらいます。

どうかご了承下さい。

では本編に入ります。

少女特有の感性が人外の存在を引き寄せてしまうのでしょうか? 当時のYさんが目撃した不可解な異形の数々。

今回紹介するのはアイヌ民話に登場するコロボックルを彷彿とさせる小人達。

ある蒸し暑い夏の晩。

塾の帰りが遅くなったYさんは足早に家路を急いでいた。

あの神社が見えてきた。

そこを過ぎればすぐ家だ。

境内を横目に見ながら、通い慣れた道を真っ直ぐ進む彼女の耳に聞き慣れない音が届いてきた。

スチャチャンチャン、スチャチャンチャン、カラコロ、カラカラ… 金属同士を打ち鳴らすような奇妙な音だ。

何かの楽器だろうか? もっと耳を澄ますとその音に混じって、人とも鳥とも思える様な声も聞き取れる。

どうやらそれは社の方向から響いてくるみたいだ。

昼間でも薄暗いその一角。

街灯こそ点いているがこんな夜更けにわざわざ立ち入る物好きはいないだろう。

でもあの音が気になって仕方ない。

ついに好奇心が恐怖に打ち勝った。

境内に一歩を踏み出す。

夜道は物騒だからと親から渡されたペンライトで足元を照らしながら、奧へ奧へと進んでいく。

音はそれに伴ってよりはっきりと聞こえる様になった。

どうやら社の縁の下が怪しい。

すぐにそこを覗き込みたい衝動をこらえ、足音を忍ばせながらゆっくりと近づく。

その時点で音の主に気づかれたら、相手が逃げ出すか、逆にこっちに何か仕掛けてくるかも? 子供心にもそんな考えを抱いた彼女の冷静さと勇気には驚きを禁じ得ないが、果たしてそれとの遭遇がどんな結果をもたらすのか? 次回に続く…

怖い話投稿:ホラーテラー sonicさん  

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