部屋で寝ていると夜中に少しだけ目が覚めた。
すると、部屋の入口に女の子が立っている。12歳くらいだろうか。
「誰?」と思ったが、睡魔に負け、また眠りに入ってしまう。
すると夢の中で悪夢を見てしまい、朝、目覚めが悪い。
次の日もまた夜中に少しだけ目が覚める。気づくと部屋の入口に女の子が立っているが、前日と同じように睡魔に襲われ、悪夢を見てしまう。
こんな日がしばらく続いた。なので、日中も悪夢による目覚めの悪さと寝不足で体がだるい。
不思議と夜に女の子の姿を見ても恐怖心はない。それより「またかよ。ぐっすり寝れないじゃん」と、鬱陶しく感じる気持ちの方が強い。
結局、女の子に悪夢を見せられる日々は10日間ほど続いた。
しかし、悪夢の中に女の子が出てくるわけではなく、顔立ちや服装はハッキリとしない。
悪夢自体も、落ちたり逃げ回ったりとありがちなものばかりで脈絡はない。
後日談もなく、15年たった今も、いまだに「一体なんだったの?」という感じ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話