短編2
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兄の人形2

以前「兄の人形」を投稿した者です。

これは投稿してからの兄と人形の事です。

兄は人形をとても可愛がっていて、「小梅ちゃん」と呼んでいます。

晴れた日には並んで日向ぼっこをし、寝る前には必ずブラシで髪を綺麗にしてから寝ています。

さすがに親も気味悪がって、「早く捨てなさい。」と毎日のように言っています。

兄は「夏まで待ってくれ。」と言って親を説得していました。

そんなある日、兄の友達のA君とB君、そしてB君の妹で私の友達のCちゃんが遊びに来ました。

兄の部屋でお酒を飲むことになったのですが、私は押し入れに入っている人形が気になってしかたありませんでした。

3時間ぐらいたった頃兄が寝てしまったのですが、私が押し入れをチラチラ見ていたのがCちゃんにバレてしまいました。

Cちゃんが「あそこに何かあるの?」と聞いてきたので、私は「あるけど、見ない方がいいよ。」と言いました。

すると、A君とB君が押し入れを開けました。

案の定、Cちゃんが悲鳴をあげました。

しかし、A君とB君はコソコソ何かを話しています。

A君が振り返って「なんで小梅ちゃんがここにいるの?」と聞いてきました。

私はなんでA君が人形の事を知っているのか分からず、混乱していると、「覚えてたのか。」と目を覚ました兄が言いました。

この人形の前の持ち主は兄とA君、B君の3人が昔お世話になった人だったそうです。

兄が昔の話を聞かせてくれていました。

用事があるので、続きはまた投稿します。

怖い話投稿:ホラーテラー わんさん  

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