短編2
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フラグ

 最初に。 ごめんなさい。

  私はピンピンしてるし、心霊でもないので、

   くだらないかも。

私の住んでいる地域では、

車の運転について不自由な人が多い。

ほぼ毎日、???な場面に直面する。

その日いつもの通勤途中、私は、2車線の左側を走行していた。

前方に交差点があり、

直進希望の一台の車が、頭を少し出し気味にしていた。

 (最近、こういうのが多い。

   しかも 何故か当然だという顔をしている。)

そのまま直進すると、間違いなく接触してしまうので、

スピードを緩め、右車線をうかがう。

そちらも普通に車が走行しているし、

もちろん対向車も来ている。

そこで、更にスピードを落とした直後、

勘違いでもしたのか

交差点で待機していた車が、すぅぃーー・・・と。

いや、私はゆっくりだったし、

むしろ右車線の人のほうが、あっせたろうけど、

私も十分ドッキリした!

いかんせん、対向車がきているので、当然、

その車ストップ。

 えぇぇー。なんなんでしょ。

2車線にまたがり、

進路をふさぐ車のドライバーは、若い女性で

涼しい顔をしている。

 変なやつ。全然当たり前とちがいますから。

などと、心の中で毒を吐きながら、

改めて運転を再開させた。

しばらく順調に走行し、

別の交差点で信号待ちをしていた。

そこは、交差点の手前で3車線になる道路で、

  左:左折か直進

  中央:直進

  右:右折のみ

と、なっている。

私は直進の一番先頭におり、

信号がかわったので、

アクセルに足をかけ、踏み込んだ瞬間、

突然右から目の前に、割り込まれた。

   あぶっ!ぶつかるじゃねーか!!

もう、ひとりで文句言っちゃいましたよ。

ドキドキしつつ、更に5分ほど車を走らせ、

またしても冒頭のような場に直面。

しかし今回は、頭も出ていないし

その車は左折したい様だ。

しかも、その車の前を2人連れが横断中。

私は、咄嗟にスピードメータに目を走らせ、

40キロ少し超えなのを確認。

更に右車線を確認し、無車なのを確認した。

そして当然のごとく、直進していたら、

なんと、先ほどの車が左折を!!

  っ!! ぶつかる!!!

夢中で右にハンドルを切り、難を逃れた。

けれど、今までの事もあり、

落ち着こうと路肩に停車した途端、

アホみたいに、おお泣きしてしまった。

いつも、余裕を持って家を出ているので

遅刻こそしなかったものの、

その後、1日中モヤモヤ

したまま過ごした。

運転中にヒヤリとしたことは、

以前もあったが、同じ日に

たて続けて起こるなんて。

どんだけ、私がどんくさいのか、

注意不足なのか、運転しないほうがいいのかしら

と、最近考えてしまう今日この頃。

それとも、何かにひきよせられた・・・?

  なんてね・・・?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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