短編1
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まさか

ぼくの学校のはなしです

ぼくの学校は戦争の時に飛行機などを作る工場の近くにあり、多くの人が亡くなりました。

ですから昔から幽霊をみたなど、いろいろな噂があります。

そんな僕の中学校で起こった話です。

その日は、テスト前で学校に残って友達のKと勉強をしていました。

夕方の6時にもなり辺りが暗くなってきたので帰ろうという話になり教室をでました。

職員室の電気はついていましたが、ほかのところの電気は、全て消えていて不気味な雰囲気が漂っていました。

二人で靴箱を出たところでKが忘れ物に気付いて一人でとりに行きました。

それから10分ほど経ちましたが、Kが帰ってきませんでした。

おかしいと思ったので、むかえに行くことにしました。

教室まで行くと、kが何かと話していました。

なにと話しているのかと思って近くまでいくと

一人で笑いながら、縦笛を舐めていました。

ぼくは、何も見なかったことにして、家に帰りました。

まじめで頭もよかったkがあんなことをしていたのは、衝撃的でしたが次の日からは、いつもと同じkでした。

もしかしたらあれは、戦争中に女の子の縦笛を舐めれずに亡くなった幽霊がとりついていたのかな?

今となっては、よく分かりません。

ちなみに僕の学校は兵庫県A市にあります。

怖い話投稿:ホラーテラー Tさん  

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