短編1
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双眼鏡2

俺は初めて、ここであれっと思った。

いつもなら俺の家の前まで送ってくれるのに。

「おい、今日は送ってくれないのか?」

俺は友人に聞いてみた。久々の言葉だ。

だが友人は何も言わず、チョイチョイと降りろと言うみたいなジェスチャーをして、俺を無理やり引っ張っていった。

友人は俺の腕をつかんだまま、ずんずんと歩いていく。

そして家の玄関を開けると、俺を無理やり引き入れ、素早くドアの鍵を閉めた。

「そこで待ってろ」

友人はそう言うと、なにやら奥から塩を持ってきて、俺におもむろにぶっかけてきた。

「うわっ、なにするんだよ」

友人はそう言う俺を無視して、自分の頭にも塩をかけている。

「ちょっと来い」

友人はまたもや俺の腕をつかんで、部屋に引き入れると、俺をむりやり座らせた。

そして一言

「あのレンズのついていない双眼鏡で、一体何を見た?」

あんまり怖ないかもやけどおれ的にドキッとしました!

怖い話投稿:ホラーテラー たまちんさん  

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