短編2
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私の秘密

創作です。怖くありません。

私の親友が自殺しました。

彼女は可愛いいうえに、勉強も出来る自慢の友達でした。

分からないことや疑問に思ったことは、自ら調べ解決していくような娘でした。

当然いろいろな知識があり、私もずいぶん助けられていました。

そんな彼女の突然の自殺に、ご両親は現実を受け入れられない様子でした。

当然です。私たち友人でさえそうなのですから。

ご両親は、何故気づいてあげることが出来なかったのか、

と自分たちを責め続けてかなり憔悴していました。

もちろん私も同じ気持でひたすら、自分を責め続けることでしか、

彼女に詫びる方法がありませんでした。

私が気がついてあげられられなかったから、

しんじゃったんだ・・・ごめんね。ごめんね。許してね。

お葬式が終わって一週間が過ぎたころ、

私に手紙が届きました。

差出人の名はありませんでしたが、

直ぐに分かりました。

見覚えのある綺麗な字。

彼女だ!!

はやる気持ちを静め、震える指で封を開けると・・・

○○へ

突然こんなことをしてごめんなさい。

びっくりした?

私の両親は悲しんでいる?

本当にごめんね。ただどうしても確かめたかったの。

人は死んだらどうなるのかを。

だって、人間は死んだら必ず無にならなきゃ、

おかしいでしょう?

死後の世界があるなら、私達は何のために生まれてきて、何のために死ぬの。

だから、試してみることにしたのよ。

死んじゃったから、証明は出来ないけどね。

だから、悲しんだりしなくても良いのよ。

別に生きてることに不満があったわけじゃないし、

ただの実験だから。

でも、両親には言わないで。悲しむから。

こんな、くだらない理由で死んだなんて恥ずかしいでしょう?

だからお願い。黙っていて。

勝手なことばかり言ってごめんなさい。

○○は元気でいてね。

じゃあ、もうそろそろ行くわ。

バイバイ。

彼女の遺書を読み終えた私は、ぼんやりと

数年前に起きた事件を思い返していました。

中学生が同様な理由で自殺をしてしまったあの事件を。

正直なところ

いまでも彼女の死を受け入れられません。

彼女の言いたかった事も理解できません。

そして、今私の背後に彼女の気配を感じていますが、

このことは私だけの秘密です。

もちろんあの、遺書のことも。

読んでくれてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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そうなのですか?!

ありえない話だと…すいません…>_<…

実在してたとは…恐怖…

残念ながらありえない話でもないんですよこれが
過去にこの理由で自殺した人が世界には実在するってのが一番怖いかもですね

ありえない話は怖くない。