短編1
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行方不明

時は15年前にさかのぼります。

捜索願いを出してすでに1ヶ月がたちました。これまでに有力な情報は寄せられていますが、いまだに見つかってません。今日も1件の報告が近所のおばちゃんからありました。

「あんたのお父さん今コンビニの前に立ってたよ。急いでいたから声かけなかったし遠くで見ただけだけど間違いなくお父さんだったよ。」

僕は半信半疑ではありましたが、急いでコンビニまで行きました。そこには紛れもなく父が立っていました。

「父ちゃん…どうして……」

父は元気がなく虚(うつ)ろな目をしてました。

父「寒い………」

「辛い………」

 「暗い………」

僕「そうか…わかったよ。辛かったんだね。淋しかったんだね。」

僕は裏庭を掘り返し遠くの寺の共同墓地へ行きました。

それからは父の目撃情報は入ってきません。

一年後、今度は母がいなくなりました。

「お母さんあっちで見たわよ。」

(………………。)

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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