短編2
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錆びた扉2

  つづきです。

とうとう 扉が開いてしまった。

扉のむこうには 白い服に ところどころにちがついていて

髪の毛が床まで伸びていて 手が血まみれの 青白い顔の女が立っていた。

女はK君がそこにいるのを見て にやりと笑うと

ゆっくり近づいて来た。

『逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げないと 殺される』

しかし、K君はあまりの恐ろしさに 足がすくんで 動けない。

その間にも女がゆっくりだが だんだんと迫ってきていた。

ようやく体が云うことを聞くようになり

叫び声をあげ 逃げだそうとしたが、女の血まみれの手が

K君の首を掴むやいなや

すごい力で自分のいた扉の向こうに 笑いながら引きづりはじめた。

息ができず 意識が朦朧としてきた時、誰かが大急ぎで走って来るのが見えた。

しかし、それが誰なのか見分ける前に 気を失ってしまった。

  目を覚ますと、止まっていた部屋に横になっていた。

目を覚ましたK君に 気がついた母親はK君を抱きしめた。

その時 母親が泣いているのが分かった。

辺りを見回すと、兄と妹も隣にいた。

兄は安どの表情を浮かべていて 妹も泣いていた。

話を聞いたところ ほとんど一日 意識が無かったらしい。

誰が助けてくれたのかと聞くと、この旅館に来た時

荷物を運んでくれた 男の人だという。

しばらくすると、父親とその男の人がやってきた。

男の人の話では、自分はこの旅館の近くのお寺の住職らしく

最近あの扉の状態が悪かったので おかみさんにしばらくの間

この旅館の従業員のふりをして 見張っていて欲しいと頼まれていたのだという。

あの扉はそうとう昔 何回もみすをする従業員を時々

閉じ込めて懲らしめる物だったが、ある日

閉じ込められたまま 忘れられてしまった従業員がいて

その人はそのまま扉の中で死んでしまい

祟りを恐れた物達が、あの頑丈な扉で

封印したという。

「じゃああれは その死んだ人の幽霊だというのですか?」

K君が驚いてそういうと、住職が云った。

「安心せい なんとか封印できたからのこれから寺に帰ってちゃんと成仏させるわ」

  それから準備をしてK君は、すぐに家に帰りました。

K君は今でも真夜中にはトイレには行かないそうです。

あと、あの住職は驚いた事に50台後半だそうです。

  ここまでよんでくれた方ありがとうございます。

乱文ですみませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 怖いもの見たささん  

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