これは私の弟が昨年の夏に体験した話。
むし暑い夜の泣く子も黙る丑三つ時。
45歳になる弟は、妻子持ちにも関わらず大の怖がりやさんでした。
一人で弟が居間でうとうとしていると、庭から「ザッ、ザッ、ザッ…。」と不可思議な音がしてきたそうで、弟は「うわ、嫌だなあ、怖いな」と思いながらも(まあ怖いもの見たさですかね)そっと庭を覗いて見たらしいです。
「ザッ、ザッ、ザッ…」不気味な音とともに弟の目の前に姿を現したのは、一糸纏わぬ素っ裸でウサギ飛びをする彼の唯一の兄貴だったそうです。
そんな彼は今年50歳の誕生日を独身のまま迎えるそうです…。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名のまげろたかしさん
作者怖話