死者に訪れるチャンス1の続きです。
幽太太郎「さあ!エントリーNO1 ユカさん行ってらっしゃい。」
ユカ「あ、はい…行ってきます。」
ゆか(死亡年月日2002年)
幽太郎「あぁ、この人は見た感じ緊張してますね。まあ、まだ幽霊歴が短いですからね。無理もないでしょう。」
うらめしや「そうですね…経験は大事ですからね。それが少ない彼女は、
この大会は少し厳しいでしょうって、あぁーだめだ、眠すぎる…」
幽太郎「がんばって下さいようらめしやさん。まだ始まって10分経ってませんよ。」
うらめしや「んな事分かってるよ。だが、眠気にはね~」
幽太郎「ああ、はい、分かりましたからユカさんの紹介させて下さい。
えぇ~こちらのデータによると、ゆかさんは会社の同僚のいじめにあい自殺したようですね」。
幽太郎「さあ、ユカさんの挑戦から間もなく2時間が経過しました。」
「ユカさんは現在どこかの一軒家の前にいますね。」
「今、この一軒家の情報を探している所です。あ、結果が出ました。」
「この一軒家の住人は、当時ユカさんをもっともいじめていた同僚の一人のようですね。どう思われますか?うらめしやさん。」
うらめしや「びく!!あぁ~はい、えーと…そうですな単なる恨みから来る物だとおもいますがね。」
幽太郎「…うらめしやさん…まさか寝てました?」
うらめしや「そ、そんな事ある訳がないだろう!仕事中だぞ。」
幽太郎「…えぇーゆかさんは家に入りその同僚の所に向かいました。
ゆかさんは同僚とその旦那がいる場所を発見しました。」
「おぉーここでゆかさんは旦那に取り付きました。これからどうするのかー?」
同僚「どうしたの?あなた、なんか様子が変よ。」
ゆかにつかれた旦那「いや~別に、お前を絞め殺そうと思っただけだよ…」
そして、ゆかは同僚が自分の旦那が云った事を理解するまえに
同僚の首を掴み、今までの恨みをこめて同僚を笑いながら絞め殺した。
同僚を殺した後、2回の窓からわざと頭を打つように飛び降りた。
同僚の旦那が死んだ事を確認してからその体からぬけ出た。
ゆかは上機嫌で次は誰を殺そうかと考えていた。
ゆか「次は誰を殺そうかな~?そうだ!
次はあのセクハラジジイを殺そうかな。うん!それがいいや。」
と、その時、不意に大勢の黒ずくめの集団にゆかは囲まれた。
ゆか「なな、何なのあんたたち?誰?人?それとも幽霊?」
黒ずくめA「あなたは失格になりました。これより霊界に強制送還します。」
ゆか「そんな…どうして?誰も生きて返しちゃいないわよ!」
黒ずくめB「気づきませんでしたか?部屋のすみに赤ん坊が眠っていたんですよ。
あなたが窓から飛び降りる前に目を覚まして、あなたを見たんですよ。」
ゆか「そんな…赤ん坊が見たぐらいいいじゃない!
どうせ分かりっこないんだから。」
黒ずくめC「ルールはルールです。言い訳はできませんよ。」
黒ずくめA「それでは強制送還を実行します。」
ゆかは叫びながらも連れて行かれてしまった。
幽太郎「あぁ~ゆかさん残念でしたね。二人殺しましたが失格になりました。」
うらめしや「まあね、もうちょっと周りに気を使っておけば良かったな。
まあいいんじゃない?これからの挑戦者の役に立つとおもえば。ハァ~ア」
幽太郎「では、次云ってみましょうー」
続く…
怖い話投稿:ホラーテラー スネークのファンさん
作者怖話