中編3
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神社の少女

私は霊感が強いのか、日常的に霊的なものが見えてしまいます。

このサイトを知り、私の体験を書いてみようかと思い、投稿することにしました。

文章にするのは初めてなので、あたたかい目でみていただけたら幸いです。

では、私が初めて見た霊の話をさせていただきます。

当時私は小学校3年生くらいだったでしょうか。

私の通学路には大きな神社があり、帰りが遅くなった時などは、「怖いなー・・・」などと思いながら帰っていました。

その日も友人と遅くまで遊んでいて、帰りが遅くなってしまい、辺りはもう暗くなってきていました。

私が早足に家路についていると、神社にさしかかった時、急に雨がふりだしたのです。

最悪だ・・・と思いながら急いでいると、神社の中で女の子が遊んでいるのが目に入りました。

その子はくすんだ銀色のレインコートを着ており、すべり台をくりかえし滑っているのです。

その神社は公園にあるような遊具がいくつか設置されており、すべり台やブランコ、シーソーなどがありました。

こんな時間に小さい女の子が一人で遊んでるなんて・・・と気になりましたが、雨に濡れるのも嫌なので、気にせず帰ろうと思った瞬間・・・その女の子は、いなくなっていました。

まばたきをしたらいなくなっていた・・・という感じです。

すべり台のあたりは広場になっており、そんな一瞬で見えなくなるわけもなく、私はなんだか怖くなり家まで走って帰りました。

不思議なことに、傘もささずに雨にうたれて帰ってきたはずの私の服は、まったく濡れていませんでした。

次の日の帰り、私は怖かったのですがいつもと同じ、あの神社の前を通る道で家へと帰りました。

神社の前まできて、昨日と同じように神社のほうを見たとき、何か違和感を感じました。

何かおかしい。

でもすぐにはその違和感には気づきませんでした。

その違和感の正体に気づいた時、私は体が震えだし、その場から動けなくなりました。

その違和感に、なぜ昨日は感じなかったのか。

毎日通っていて、なぜ気づかなかったのか・・・。

見えるはずがなかったのです。

その位置からでは『すべり台』が・・・。

消えてしまった少女にばかり気がいっていたから感じなかったのでしょうか。

繰り返しすべって遊んでいた、そのすべり台自体もそこには存在していなかったのです。

わかりにくいかもしれませんが、その神社は階段で上下にわかれており、下のほうに遊具があって、上のほうに本堂などがありました。

その位置から見えるのは、どうやっても上のほうだけなのです。

今思うと、すべり台だけではなく、本堂や木なども違っていた気がします。

そんなことがあってからでしょうか。

私は霊を頻繁にみるようになり、不思議な体験をするようになりました。

体験したことをそのまま書いただけなので、ヤマなしオチなしイミなしですね。

申し訳ない。

長文駄文ですが、まだまだ数え切れないほど、このような体験をしています。

もしこのような話の需要がありそうでしたら、またここに投稿させていただきます。

読んでいただいてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 李欧さん  

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