短編2
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神社にて

このお話は某サイトに書いてあったものです。

今から3年前位の夏の話になるんだけどさ。

夏=心霊スポットってな感じで、俺含む暇人野郎メンバー4人で地元の出ると評判の心霊スポットに向かった訳です。

ちなみに一応俺は霊感あるほうで、実際何度も見たりしてるんだが、恐怖より好奇心が先で正直楽しみだった。

行くまでは。

向かってる最中の車の中は盛り上がりまくってはしゃいでたんだが、近づくにつれてみんな口数も少なくなっていた。

目的地は山奥?にある神社なんだが、近づくにつれ家も人気もなくなって、それらしい雰囲気になっていた。

そしてついに目的地に到着。

付いた瞬間「これはマズいな」と俺は思った。

さっきまではしゃいでいたみんなも、実際目の前にしたらビビったらしく、誰も車から降りようとしなかった。

せっかく来たんだから、とりあえず降りようぜとなり、持参した懐中電灯を手に車から降りた。

山奥だから夏でも肌寒いのは分かっていたが、尋常じゃないくらい寒かった。

とりあえず神社の階段を登る事にした。

階段を登る並び順は

俺 友達A

友達B 友達C

みたいな感じだった。

懐中電灯で照らしても見えにくい位、とても暗かった。

足元を懐中電灯で照らしながら登った。

ボコボコした階段が更に恐怖を増加させていた。

ちょっとした物音(階段の周りにある葉っぱなど)にも敏感になりビビりながらも少しずつ少しずつ登って行った。

半分位登り、後ろを振り返ると真っ暗で本当に何も見えなかった。

登ってる最中、俺の隣に居た友達A(霊感無し)が後ろを振り返って一言。

「なぁ…なんか人数多くねーか…?」

俺「おい!(笑)マジかよ!(笑)人数確認しまーす!俺だろ?友達Aだろ?友達B…友達C…友達D…!?」

なんていうくだらない冗談を言いながら、更に更に登って行った。

恐怖の為なのか、本当に長い階段だったのかわからないが、とてもとても長い階段に思えた。

俺「そういやさ、ここの心霊スポットって何がどう出んの?」

友達B「確か、階段登ってると、誰かが上から下に降りて来るとか来ないとか。」

友達A「マジかよ!?で、降りて来たらどうすんの!?どうすりゃいいの!?」

友達C「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…(息切れ)」

友達B「もし会っても無視しとけばいいって聞いた気が…まぁ主以外の俺らは霊感無いし、大丈夫っしょ!」

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 空騒ぎさん  

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