短編2
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見下ろす女

子供の時凄く怖かったことで昨日ふと思い出したので投稿する。

私の実家は玄関入ってすぐに階段があるのだが、螺旋状になっていて死角が多い上に光が射し込みにくく、暗い感じを受ける。

アレを見たのは小学校に上がるか上がらないか位の歳だった気がする。

その頃は寝る前に親と一緒に本を読むのが楽しみで、一階の本棚にある絵本から読みたい本を選び二階に持って上がって親が上がって来るのを待つのがスタイルだった。

あの時もいつも通り大好きな「はけたよはけたよ」という本を選び、うきうきしながら二階に上がろうとしたのだが、何かが上から見てる気がしている。上を見たら、髪の長い女の人がずっとこっちをじっとただじっと見ていた。まだその頃の私は怖いというものをあまり知らず、ただ目が合ったまま離せなかった。

怖かったのは女の人より母親だった。「何してんの!見たらダメ!」と、強く引っ張られたのだ。

何がいけないのか聞いてもとにかくダメと言われるだけで良くわからなかった。

そのあとは見なかったのだが実家を出るまで実家が幽霊屋敷のような雰囲気がして、毎日暮らしてたら気が狂いそうでやれなかった。

昨日ふとこのことを思い出し、母親に聞いてみたところそんなことあったかいな?と言われたのだがそのあとの一言が耳について離れない。「そういえば小さい頃ずっと大きな女の人がこっそり見てるって言ってたよ。」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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