中編4
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因果応報

これは私がかつて居たバイト先(コンビニ)の経営者一族に関する話。実話だけど幽霊は出て来ないし長文なのであまり怖くないかも

ここは経営者の旦那がオーナーで妻がマネージャー(仮にH原夫妻とする)、この他に結婚して姓の変った娘が二人(姉・S水、妹・

E澤)というバリバリの身内で固まってた店だったんだけど、この妻であるマネージャーがとんでもないババアだった。

例えば、こちらの了解も得ず既に決まっているシフトを勝手に書き替えた挙句『今日、〇時から仕事入ってるよ!』と家にいきなり

電話して来たり、後輩に仕事を教えていたら急に奥から出て来て『あなたは教えなくていいです!』と、まるで嘘を教えんなよ!と

言わんばかりの物言い。でもそれは毎日の様にやっている簡単なファーストフードの作り方をレクチャーしてただけで嘘なんて教え

ようがなかったし、過去に嘘を教えて誰かに怒られた事もなかったので唖然とするしかなかった。

オーナーは夜勤メインで入る人だったので入れ替わる時間帯以外、仕事上は余り接触のない人だったが、マネージャーは通常朝9時~

夕方5時までの人だったので、当時フルタイムで働いていた私にとってはかなり最悪な状況で、特に娘さん二人が上った後の午後2~

5時まではババアと二人っきりになってしまう為、かなり地獄だった…orz

二人っきりになるからか、とにかく私のやることなすこと逐一目に付くらしく普通に備品の補充をしてるだけでも、そんな事いいから

別の事をやれ!云々~他の人なら(オーナーや娘さん達すらも)言わない様な理不尽とも思える事をほぼ毎日の様に言われ続けたし、

例えば同じ失敗をしても、他の相手ならアラアラ(笑)ってな感じて笑って済ませるような事を、私が一度それをやってしまった時には

まるで鬼の首でも取ったかの様に声を荒げ、ネチネチ小言を言い続けられたり…と、明らかに目の敵にされ続けたからホント嫌になったし、

何度も辞める事を考えたけど、ババア以外の人間関係はさほど問題なかったのと(当時)来年は大学行くし、自分の中のケジメ

として一年間は頑張りたい!という気持ちがあったので、結果として一年間はそこで働いた(オチ?としては一月以上前からオーナー

に辞める事を言っておいた筈なのに、何をトチ狂ったのか私が辞める一週間前になっても代りの人を募集していない事が判明して若干

揉めた挙句に辞める形となったのだが…)。

私が辞めた一年後にオープン当時からサブマネージャーとして店を支えていたS藤さん(この人は身内にあらず)がH原マネージャー

とケンカをした挙句辞めたと言う話を当時残っていたバイトの同期から聞いた。彼女の名誉のためにもあえて言うが、S藤さんは普段

から穏やかでそれでいて、とてもしっかり者で仕事もできる人だったので、私を含めバイト全員から慕われていた。

そんな彼女がブチキレて辞めたというのだから、相手が相手なだけに相当な事情と確執があった事は想像にかたくない。

ちなみに私が辞める前後にも夜勤専門の男性が立て続けに辞めたのだが、その後はオーナーが一人で夜勤を専門にやることになった

らしく、当然の事ながら無理がたたって入院したらしい(←ここまでは当時の同期から聞いた話。今はその同期とも音信不通だが)…

そして最終的には店を手放す事になった様だ。

『様だ』と言ったのは今から2年前、何年かぶりにその店を訪れたら顔ぶれがあまりに違っていたので、店員にH原夫妻の事を聞いて

みた。すると奥から見知らぬ男性が出て来て『自分は数年前にここのオーナーになった者だが、前の人とは面識もないし身内じゃない

ので(彼等が何処でどうしているのか)分からないですね…ハイ』という内容の返事が返って来たから。

まぁ立地条件はかなり良いので、今後買い取り手が無いとか余程の理由がない限り、店そのものが潰れる事はないだろうと思うけど、

このH原夫妻(特にババア)の様な下で働く人間を人間扱いしない様な所は、たとえどんなに良い立地条件だったとしても人が離れて

行くばかりか、せっかく手に入れた一国一城の主という地位まで手放さなきゃならなくなるんだな…という実例を見せてもらった気がする。

そして人に酷い仕打ちをするとシッカリその因果は巡り巡って自身に返って来るのだという事も。

この話はこれで一旦終りだが、実を言うと番外編というか続きがある。

ただし、それはH原夫妻の長女・S水さんの息子で、夫妻にとっては孫に当たる人物の話になる。当時はまさか親子どころか孫とまで

関わる事になろうとは夢にも思わなかったが、それはまた次回に……

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん

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