最初に…
心霊関係ではなく文才もないので、お時間のある方だけ読んでくだされば…。
以前、私が住んでいたマンションはエレベーターのついてない4階建てのところでした。
その日も家の事を一通り終えて
「ちょっと早いけど晩ご飯の買い物にでも行こうかなぁ」
って2時くらいに部屋を出ました。
季節は夏。
当時私のお気に入りの履物は、底が木の素材のかわいいミュール。
もちろんその日も履いてました。
「そういえば友達からメールきてたわ」
てな訳で携帯いじりながら階段を降りる私。
我が家は3階。
2階、1階と降りてゆき、残るは後2段ってなった時
ゴキッ ペキッ ゴキゴキッ
って、右足の底から今まで味わった事ないありえない感触が…
その瞬間
「ひぃーっっっ!」
って叫び声にもならん声を発し、咄嗟に2段飛びました。
恐る恐る振り返ると…
死んでおりました。
ネズミちゃん。
そうなんです。
あのありえない音と響きは、ネズミの頭蓋骨が木の素材のミュールによって砕ける時のものだったのです。
「あ゛あ゛ー!!」
と、これまた先程とは違うパターンの叫び声にもならん声を発し
「ごめん!ごめん!!」
と半泣きで何故か謝りながら、ガムを取るが如く一心不乱に靴底を地面に擦りつけてました。
でも一向に右足からあの感触が消える事はなく、半泣きのままチャリンコ爆走でその場から逃げ去りました。
帰るのは怖かったけど2時間後買い物から帰宅。
ネズミちゃん。
下2段目から3段目にその姿のまま移動されてました。
怖い話投稿:ホラーテラー しーちゃんママさん
作者怖話