短編2
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邪教の廃墟2

続きです。

昼間は基本的に施設に閉じこもっていてどうやって10何人もの大人達が生活資金を遣り繰りしていたのかとか色々不気味で謎ではあったんだけどね。

10何人てのは正確な人数はわからないんだ。ただ施設の大きさや出入りしてる人数から言って大体それぐらいじゃないかなていう推測ね。

その頃、俺は大学を卒業してそのまま都会の方に就職して忙しい社会人生活を送っていた。

それでも年末年始やお盆とかは必ず実家に帰るようにしていた。地元は大好きだったし自然に溢れていて癒やされるしね。

俺が丁度三十路を迎えたその年、例年通りお盆に実家へ帰った。

俺と同じように都会に就職してお盆休みにこっちに帰ってきてる者やそのまま実家の農業を継いでいる者とか数少ない同級生達で酒を飲みながらわいわいとやっていた。これも例年の恒例行事だった。

みんなの互いの近況報告も終わり酒も飲み尽くし一服している時だった。村に残り農業を継いだDが口を開いた。

D「そういえばよー、みんな村の外れにある宗教団体が住みついてる例の施設知ってるだろ?」

D「あそこさ、春ぐらいから急に信者達が煙を巻いたように忽然と姿を消しちまったんだ。」

D「というのも今までは夜になれば明かりがついていたのに今では全くついてないし信者の姿も全く見なくなったんだよ」

一同「なにそれ、こえええよ!!」

D「村人みんな施設内で集団自殺してるんじゃないかて話になって先月ぐらいに村長の許しを得て駐在さん含む村の若い者でその施設に初めて入ったのよ」

D「結果をいうと中には誰一人、人はいなかった。広間はテレビがあって食堂もありけっこう普通な感じだった」

D「広間の奥に扉があり通路がある。その左右に信者らしき部屋があったな。

その部屋もコンクリートに囲まれていてベッドと一つの窓があるだけで不気味だったよ。

こんな刑務所みたいな所にあいつら十年近くも住んでたのかってな」

D「でももっと異常だったのはその通路の奥。

そこにはまた広間があってその部屋中に赤い字でびっしりと変な文字が書かれていて、中央には大きな魔法陣みたいなのがあり、左右の棚には怪しい道具が沢山並んでいて、奥の祭壇には人一人映せるぐらいの大きな鏡が祀ってあった」

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー 鍋焼きうどんさん  

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