私がコンビニの配送をしてるときの話です。
私はいつもの通り配送してました。
1軒目を無事に終え2軒目・3軒目と時間を少しずつ余裕を保たせながら納品を済ませていた。
その日は、5軒目が改装で6軒目が発注無しであった為、1時間半ほど空き時間が出来た。
私は、先輩から教わっていた「休憩場所」へと向かった。
そこは、国道から1本入った路側帯の広い道で、大きめの神社が左手にある場所だった。周りに民家は無く、休憩するにはうってつけの場所だった。
トラックを路側帯いっぱいに寄せ、携帯のアラームをセットし、助手席に自宅から持ち込んだクッションを枕に寝ることにした。
眠りについて30分位経ったでしょうか…
ふと目が覚めて、トラックのフロントガラスが目に入った……
何か違う…何時もと見えてるものが違う…
ハッ!と気がついた!
運転席側のフロントガラスの上に顰めっ面の男の顔があった!その顔は、ジッと私を睨みつけている…
私は初め、「ヤバッ!近所の人かな?」と思ったが、よく見ると身体がない!
そう…首から上だけが私を睨んでいたのである。
私は思わず「うわっ!」と声を上げた…
するとその顔は、フッ…と消えた…
私はしばらく固まってたが、「ここから離れなきゃ」と運転席に移動し、トラックを移動した。
トラックを出すとき、ミラーを観ると…
暗闇に顔だけが浮いていて、顰めっ面のまま「ニタァ」と笑っていました…
私が二度とその場所で休憩しなかったのは、言うまでもありません。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話