短編2
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FMラジオ

学生の時に体験した話です。

夏休みに入り、友人3人とそれぞれの実家にもどるために車でS県に向かっていました。時間は外はまだ明るかったので夕方だったと思います。

貧乏学生なのでいつも下道で帰るのですが、4人でワリカンできるということでT高速道路にのり、やがてS県に入りました。

友人の車に入っていたCDは聞き飽きたので、助手席に乗っていた自分は途中でラジオに変えました。

車はトンネルを抜けてH名湖サービスエリアに近づいていました。

ラジオからはクラッシックの音楽が流れています。

後ろの2人は寝てるし、しゃべり疲れていたので、ちょうどいいかと思い、なんとなく聞いていました。

『た、たすけてくれーー』

突然ラジオから、男の押し殺した叫び声が。

運転した友人も聞こえたらしく、一瞬硬直し顔を見合わせます。

そして直後、道路の前方にタイヤのブレーキ痕(こん)が中央分離帯へ向かってハッキリと残っていました。

車のブレーキ痕だと2本残るはずなので、一本だったことから、バイクだと思います。

それが声と関係あるかは分かりませんが、二人は同じことを考えたらしく、

「おおおおぃぃぃ!」

同時に叫んでました。

取り乱している自分達に、寝ていた後ろの二人はびっくりして目が覚めたようですが。

寝ていた二人がうらやましかったです。

あの声は今だに耳に残っているんですから。

後ろで寝ていた二人の寝言だったというオチなら、よいのですが。よくTVで、事情があって出演者にモザイクかけたり声を変えるとき、男性の場合声を低く変えたりしますよね?あの声です。

わかる人はわかると思いますが、S県のT名高速、H名湖辺りです。

過去の霊体験は、以前投稿した『疾走する霊』と今回の声だけです。

くどい投稿はこれで終わりなので、ご安心くだされ。

ただ気になるのは、前回もそうだったのですが、投稿文章をうっている時、部屋のあちこちで

バシッ

パシッ

と音が聞こえます。

俗にいうラップ現象でなければよいのですが。

怖い話投稿:ホラーテラー ソウ(←クドイ)さん  

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