短編2
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パンチラ

オイラの大学の友人の話し。

容姿、性格等は全く問題ない。むしろ、明るくて皆から好かれている。

ただ、一つ気にかかる事が…

自称、「霊がみえる」らしい。その事はあまり皆には言ってはいないが、仲の良いオイラには度々こんな事やあんな事があった、はたまた見えたことを報告してくる。

今でも友人の霊が見えるという話しに対して半信半疑なのだが、昨日、その友人から少し変な話しを聞いたので話させてもらいます。

朝、大学の講義の為、教室で座っていると友人が少し興奮気味にオイラのもとへやってきました。

「初体験! 初体験!今までに無いパターン!」

どうにも要領を得ません。少し友人を落ち着かせ、たいして重要な講義でも無いので2人で教室を出て近所の喫茶店へ。

友人「パンチラあるじゃん、パンチラ」

オイラ「パンツがちらって見える、あのパンチラ?」

何か少し拍子抜けしましたが、先を促します。

話しを要約しますと、彼はいつもどうり自宅を出ます。

いつもの駅で長い階段を昇っていると2メートル程先に短いスカートをはいた女子高生が階段を昇っています。

「もう少し〜」

見えそうで見えません。

その時、強い風が吹いたそうです。

「おっ!!」

当然そう思ったが、瞬間友人は固まったそうです。

お尻があり、下着があるべき部分が若い女性の顔だったそうです。

その顔は逆さについていて、目は大きく見開かれていたそうです。

友人の凄いというか、変な所は、その直後、その女子高生の前に回って顔を覗き見たらしいです。

「やっぱりその女子高生と、お尻の顔は同じだったよ。 あれは本人の生霊だな」

「性的に強い執着があるんだよきっと、後ろからスカートの中を見られてるっていう意識があんな形で現れたんだな」

良く解りませんが、オイラ、これからスカートの中覗けません。

怖くて。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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