短編1
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雲に映るもの

これは私の父の話です

父がまだ中学生だった頃の話なので30年ぐらい前の話になります。

8月6日、父は自分の部屋にいました。ベランダをふと見てみると空が、ちかっちかっと雲が光っていたそうです。

父はなんだろう?と思い、ベランダにでてよく雲を見てみると、よく原爆資料館に展示してあるような原爆で犠牲になった人々の写真が、雲に映っていたそうです。いまでいうFLASHのようだったそうです。

それを見ていると、父(私から見ると祖父)がいつの間にか隣にいたそうです。二人は1時間ぐらいそれを見ていたそうです。

そしてその次の年も同じように二人で見たそうです。

父は学校でその話をしたそうですが、誰も見てなかったそうです

父は8月6日の原爆の日にはいつもベランダにでて空を見ながら、この話をしてくれます。そして最後に『戦争は絶対あってはいけない』と言います。

怖い話投稿:ホラーテラー 希美さん  

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