クラスメイトの女の子(代筆)

中編3
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クラスメイトの女の子(代筆)

はじめに言っておきます。僕は投稿者さんとは全くの別人です。

救いも終りもないこの話と昨日の投稿を見てられず、こんな形ですが投稿した次第です。

続けた方が良いかは皆さんのご意見を聞いて決めます。

断る事も出来ずデジカメを受け取り、何も考えずに家まで走って帰った。

何故か怒りが収まらなかった。でも、それまで人に対して文句も言えた事が無い俺は…その感情をどうすれば良いのか分からなかった。

情けなくなるよ…自分が何をしたいのか分かってるくせに自分を誤魔化そうとしてたんだ。

仕方無しにデジカメをパソコンに繋ぎ再生を始めた。でも5分と見てられないんだ。 あまりに酷くて…。

部屋の中をグルグル歩き回って、何度も洗面所で顔を洗ってやっと自分の気持ちを受け止めた。

「やっぱりあいつら赦せない!」

俺はチャリンコを必死で漕いで小屋に向かった。

小屋につく頃には日が暮れそうで何とか夕日が小屋を照らしてた。

「赦せない」って気持ちしかなくて「どうしたい」ってのは分かってなかったけど、絶対にアイツらの手助けだけはしたくなかった。

小屋の前まで来て、急に怖くなった。 ただ、その時の俺は怒っていたんだ。

小屋の扉を勢いよく開けるともうアイツらはいなかった。 その代わり、ボロボロになった彼女がいた。

俺が近付くと、目に恐怖を浮かべて後ずさるんだ。 後にも先にもあんなに申し訳無い気持ちになった事は無い。

怯える彼女に、出来るだけ落ち着いた声で「何もしない」事と「ここから出よう」と言う事を伝えた。

彼女は震えながら何度も頷いていた。

俺は極力彼女との距離を保ちながら小屋を出て帰りの道についた。

あと少しで開けた道まで出れるって時だった…アイツらが戻ってきた。

彼女はアイツらの声を聞いた瞬間脇道から林に入り走って何処かへ行ってしまった。

残された俺は…、勇気を振り絞ってアイツらを待ち構えた。

ハヤシ「おう、もう出来たんかよ。はえーな」

人一人あそこまで追い込んでおいて…。

急に勇気が湧いてきた。

こんな奴に従える訳がなかった。

渡されたデジカメを地面に力一杯投げつけて、思いっきり踏みつけて壊した後言ってやった。

「テメーらの言う通りになんてするもんかよ!」

その後、俺は髪を掴んで小屋まで引きずられリンチにあった。

気付いた時はもう夜中で、身体中痛くて耳鳴りが止まなかった。

翌日、その次と学校は休み、土日を挟んだから実に4日ぶりに登校した。

あの子が自殺したと聞いたのはその日の朝のホームルームだった。

俺は…悔しかった。

助けられたかも知れない怯えた女の子を助けられなかった事も…すぐ近くにいるのに仇を討ってあげる事が出来ないひ弱な自分も、何もかもが悔しかった。

証拠を自分で壊していた浅はかさもその気持ちに拍車をかけた。

その日の内に、俺は再び呼び出された。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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