人生で一番怖かった体験を書きます。
初投稿で駄文すいません↓
長めですが楽しんでもらえると思います♪
3年前17歳の夏休み。
いつものように地元仲間とMの家で、私を含め5人で宅飲みしてた。
私以外は全員男。
普段はその男たちの彼女がいたりするが、この日はいなかった。
深夜0時を過ぎみんな酔い始め、一人が「久しぶりに心スポ行こう!」と言い出した。
全員霊感とかはないが、怖い話などが好きだった。
私は異様に怖がりで心スポなんて死んでも行きたくないし、酔って眠いから勝手に行けと言い、ごろごろしていたが、男たちに担がれ、強制連行された。
その心スポというのは、歩いていける地元では有名な廃社宅。
かなり古い建物で、10年ほど前から誰も住んでいないが、何故か取り壊されずに残っていた。
別に何が出るとゆう噂があるわけでもなく、ただ目の前に大きな池があり柳の木が生い茂ってて、雰囲気が怖いって感じのとこ。
5分ほど引きずられながら到着。
昼間は人通りもありよく通るとこだが、夜のそこは半端じゃなく怖かった。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|〇〇 〇〇|
|〇〇 〇〇|
|〇〇 〇〇|
|〇〇 〇〇|
|〇〇 # 〇〇|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
外見はこんなで、#のとこから階段が上に伸びていた。〇は窓。
#には大きなベニヤ板が打ってあり、入れなくなってたが軽々壊して、侵入。
私はガクガクでみんなに着いていった。
一階二階にも行けたが、先頭がなんとなく三階に行くのでそれに続く。
| ̄= ̄= ̄= ̄= ̄#
|〇_〇_〇_〇
中の廊下はこんなんで、=がそれぞれの玄関のドアで、〇が最初の絵の窓。#が登ってきた階段。
まさに校舎のような造り。
またも先頭がしばらく廊下を進み、なんとなく#側から4軒目のドアを引く。普通に開く。中に入る。
真っ暗なので、みんな携帯の明かりを使っていた。
中は綺麗な感じで、備え付けの家具には、白い布が被さっている。
ここで一人が、洗濯機か何かがあったであろう、水道の蛇口が根こそぎもがれ、壁にぽっかり穴が空いているのを発見。
そこからはかすかに細く、水が垂れて真っ直ぐ下につたっている。
恐らく何年もこの状態なんだろう。
水がつたっている部分は、軽くくぼんで藻が生えていた。
みんなで集まり、きもーいなどと言っていると、一人が気付く。
「でもおかしくね?何で途中で綺麗に途切れてんだ?普通このままだと下までいってびしょびしょじゃん?」
確かにそれは途中でぱったり途切れ、妙なことになっている。
それでもばかな私達は、蒸発だべ!とかわけのわからんことを言い流した。
と、そのとき池側(玄関と逆側)の窓の外からお巡りの乗るcubの音がする。
みんな!となり、携帯を閉じて明かりをなくす。外を見るとやはりいる。cubを社宅の下に停め、懐中電灯をちらつかせてる一人のお巡りさんが。
どうやらこっちには気付いてない様子。
誰かに通報でもされたかなーなどとこそこそ話しながら、とりあえず玄関の鍵を閉め、みんなで玄関のドアに張り付いてしゃがみ込み、耳を澄ます。
カツンカツンと、階段を上がってくる音。
相手は警察。
まあばれたらばれただ、とみんなにやにやスリルを楽しんでいる。
ところが、その足音は一定のリズムのままどんどん近付いてくる。
そして廊下にさしかかったようでさらに近付く。
え?すでにばれてる?と思っていると、迷うことなく足音は自分たちのいる部屋の前で止まった!
と同時に尋常じゃないスピードでドアノブをがちゃがちゃがちゃーっ!!と回す!
目の前にあるドアノブは、今にも落っこちそうな感じで動き続ける。
その速さといったら普通でなく、むしろ早く動きすぎて、もはやゆっくりに見えちゃうぐらい!
みんなもう呆然。
そんな状態が1分ほど続くと、ぱたっとドアノブが止まった。
と思ったら下でcubが動き出す音が。
窓から外を見に行くと、cubに乗って去っていくお巡りさん。
みんな一斉にえーーーっ(゜Д゜;≡;゜Д゜)
ワープ?つか何あのドアノブの動き!絶対手首おかしいっしょ!でも見た目完全人間!でも一言もしゃべんなかった!何よりワープした!どっちのやつだよ?!などと大騒ぎ!
とりあえず帰んべ!となりMの家へ。
みんな興奮冷めあがらぬまま大はしゃぎ。
とそこで私は今いた内の一人のYがいないことに気付いた。
Yは?と聞くと、A(Yの彼女)がもうびびってやばいから一緒にYん家そのまま帰ったよ。
私は正直その時が一番怖かった。
ずっとMん家で飲んでるときから社宅を逃げ出すまで一緒にいたAに気づかなかったのだ。
つまり6人いたと。
私が酔っていたのか(そんなつもりはない)ただの鈍化なのか、それともAの存在感がなさすぎるのかそれとも…
今でもみんな仲良く相変わらずばかをやっている。(二十歳だけど)
もちろんAとも普通に。
でもこのときのことは言えずにいる。
最後まで長いけどありがとうございました!
怖い話投稿:ホラーテラー 紅良さん
作者怖話