短編2
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父の思い。

以前『解体の末』を投稿した者です。前回はいろいろとご意見ありがとうごさいました。

次の話は、私の中でとても印象に残った話です。

怖くないし無駄に長いので、求めてない方はスルーでお願いします。

私が働き出し同い年の卒業式が終わった頃。

その頃は会社のわりに大きな仕事が入っていた時期でした。

河を埋め立てる作業で

河沿いに桜が咲き誇り、

気持ち良い季節を感じながらも卒業式に

出れなかった寂しさもあったあの日。

泥まみれになり作業してる上を、同い年くらいの子たちが

楽しそうに桜を見ながら

歩いているのを見つけ、

必死に自分とわからないようにタオルで顔を隠して、

私は横目で追っていました。

仕事が終わり、家に帰り弟たちに

ご飯を食べさせ、20時には

深い眠りについていました。

夜中だったと思います、

頬に何か当たる感覚と共に

ふと目が覚めました。

いつも朝まで起きる事ないのに‥

と寝返りをうった時でした。

目の前に父があぐらをかいて座っていました。

『とーちゃん!!』

私は飛び起きたのですがそれと同時に父の姿は

なくなってしまいました。

ハッとして夢か‥と思いましたが

頬には何と言えばいいのかわかりませんが

懐かしい感触が微かに感じ取れました

父は家族が心配で上に行けないのか‥

と私は今までにない程号泣して

事務仕事の母が長距離の運ちゃんになり何ヶ月も帰ってこない。

家と弟を守るのは私しか居ない。

いつまでも引きずってたらダメだ

と改めて思えました。

自分の中で何かが変わりました。

それ以来父の夢も見る事は無くなり、

少し寂しいながらも

ちゃんと綺麗に上に行ってくれたんや

と安心する事が出来た。

この出来事があって、今も家族を支える事が出来ていると

父に感謝して日々を過ごしています。

この春、弟が無事難関大学に合格し

ますますやる気が出て

私も女親方を目指し日々奮闘中です。

目茶苦茶な長文失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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