短編1
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土地を守る蛇

前に猫の話をさせてもらった、さいぞうと言います。

また、よろしくお願いします。

私の田舎は、田んぼが広がっています。

田舎出身の方なら分かると思いますが、一家族に2反は普通に持っています。

私の家族も、先祖代々、2反と少しある田んぼを守って来ました。

ちびの時から、私達兄弟も手伝いをして

秋には旨い米を頂いたものです。

田と言うのは、手間がかかります。

水をはり…草を狩り…水を抜き…

皆、毎日見に行くくらいです。

そんな中、都会から嫁に来た母もまた、 じいちゃんやばあちゃんに教えてもらい、 田んぼを学びました。

仕事も一人で出来るようになり、一服しようかと戻った時、一匹の青大将があぜにいたそうです。

目だけ赤く、めずらしい奴やな~と思いっていた所…

軽トラで来ているせいか、一人の寂しさか…

母は言いました。

お前、車に引かれるで?

はよ穴入り。

そしたらその蛇は、首を母に向け…

返事や頷く事はないものの…

話をちゃんと聞いたかのように、するすると穴へ帰りました。

それ以来、マムシや普通の青大将は見ますが…

あの赤い目の蛇は、一度も見ないと言います。

あれ、雌やで~

何でそう思うねや?

私が聞くと、母は言いました。

なんや、姫さん見てるみたいでなあ。

綺麗な蛇やった~

私も一度、会って見たいと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー さいぞうさん  

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