短編2
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私のお人形さん2

続きです。

母と私達姉妹は家中の人形を集めました。リカちゃん人形やぬいぐるみ、一松人形などバラエティーに富んだ雛段が完成したそうです。

母「なかなかいいじゃないの」

姉1「母さん、なんかあの人形気持ち悪い…」

姉2「あれでしょ?見た目がねぇ…東子(私)のせいだよ〜」

その気持ち悪い人形というのは、私の人形でした。祖母がまだ生きていた頃、買ってくれたフランス人形です。

小さい頃、私はその人形が大好きだったらしく、いつも一緒にいたそうです。

寝るのも一緒、ご飯も一緒、お風呂にまで一緒に入っていたそうです。

さらには化粧といってクレヨンで落書き、美容院といって髪の毛を切り、ご飯といって人形の洋服を汚す始末。

ですが、大きくなるにつれて人形遊びもしなくなったそうです。

私の行為と汚れで無惨な姿になった人形は、押し入れの奥から発見されたのでした。

人形達を飾ってから数日後、異変が起きはじめたそうです。

夜、母がお手洗いに起きると、人形から歯ぎしりのような音がしたそうです。

父も姉も聞いたそうです。

そして1番変わったのは私でした。

それまで外で友達と遊びまわっていた私が、家にこもり人形遊びばかりするようになったのです。

もちろん一人遊びです。

母は、私が人形と交わす会話が印象に残っているそうです。

私「何して遊ぶ?」

人形「…」

私「じゃあ今日もお祈りごっこしよっか」

人形「…」

私「私だけだよ」

いつもこの会話をしていたそうです。

母はお祈りごっことは何か、何が私だけなのか、その時は分からず、まぁ人形が懐かしいんだろうくらいにしか思っていなかったそうです。

私の異常に1番先に気が付いたのは姉でした。

すみません。続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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