中編3
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ソウマさん

怖くないです。また文章が下手です、暇な方だけご覧下さい。

友人とのやり取りで起こった(?)出来事です。

その友人は所謂「見える」タイプ。私は「見える」タイプと言う訳ではないのですが、サービス精神旺盛な「何か」が時折、目の端をうろうろしてくれるタイプ。

友人も私も怖い思いはしたことがないので、お互い笑って、時々見える「何か」について話せる関係でした。

友人が引っ越しして、少したった頃、電話でこんな会話をしました。

友「最近さ、ソウマさんがウザい」

私「ソウマさん、知らないし」

友「言ってなかったけ、なんか今の部屋に居る『人』」

私「ソウマさんとか、名乗ったの?律儀じゃんw」

友「この前、サッチー(共通の友人)が名前付けてくれたww」

私「名前とか、どんだけ馴染んでんのwwww」

それは以上のような、引っ越した部屋には『1人の男の人』が居ると言う話でした。

友人曰く、脅かすわけでもなくただ居るだけなので放置してたそうなんですが、最近飼っている猫を連れ出し、自分だけ帰って来る事があるそうです(猫と共に気配が消えて、猫帰って来ないなと思うとソウマさんの気配だけ感じるらしいです)。

ソウマさんと言うネーミングが私個人としてツボに入り、笑いながら電話を切りました。

次の日の事です。

休日で午後から出かける予定で支度をする為、私が洗面台を使おうと思った時です。

洗面台からはドライヤーをかける音が聞こえてきました。

ドライヤーを使うのは父しか居ません。洗面所は長い暖簾で区切られて居るのですが、僅かに見栄隠れする姿や気配からも父だと思いました。

時間的には昼近くの微妙な時間。平日の朝ならともかく、こんな時間になんで髪の毛セットしてるのか、若干苛立ちながら使い終わったらすぐ使えるようにと居間に行きました。

そこには寝そべってテレビを見る父。

私「えっ?なんでお父さん居るの?ドライヤー使ってたっしょ」

母「はっ、今日ずっとあれだけど。いつ?」

私「今。・・・・じゃあ、弟か?」

洗面所で見た姿は父に近かったので、不思議に思いながらも、弟が色気づいたか・・・・とぼんやり思いました。

・・・・・ぼんやりし過ぎました。何故なら弟の髪型は五分刈りでした。当たり前ですがドライヤーが全く必要ないんです。

なんだかよく分からず洗面所に向かうと、案の定そこには誰も居ませんでした。

急いでいたので支度をしながら、頭に浮かんだのは昨日の『ソウマさん』の話。

もしかして・・・・

用事を終え自宅に戻ってから、半信半疑で昨日の友人に電話をしてみました。

私「ソウマさんさ。」

友「あー、うん。ソウマさんがどうした?」

私「今日、居る?」

友「今日・・・ああ、そう言えば居ない。」

私「ソウマさんて、オッサンだろ。小肥りの。あともしかして髪型にこだわりあったりする?」

友「あれ、そこまで言ったっけ?櫛持って、鏡の前とかに居る時あるよって。」

そこで今日起きた出来事を友人に報告。話ているうちにやはり今日の出来事がソウマさんの仕業であると二人でなんとなく納得。

友人は終始、爆笑してました。

そして、そこからお互いソウマさんの逆争奪戦が起こったのは言うまでもありません。

ソウマさんは、私の邪魔をして満足(?)したのか、それ以降現れることなく、友人の家に帰って行きました。

友人の家で未だに何か小さい邪魔をしているのかは最近連絡を取っていないので、解りませんが・・・・会話だけで相手の家に行き来が出来るんだなと解った体験でした。

長い文章を読んでいただいて有り難うございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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