長編11
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零―紅い蝶

みなさんは、このゲームをやった事があるだろうか?

カメラを構え霊体を撮影し退治しながら、村から脱出すると言うものなのですが、この舞台設定のもとになっている皆神村は、群馬県に実際あった水上村が基になっています。

群馬県はダムの多い所で、建設予定が立つとその都度争い事が起こるのは必然です。

ゲームのシナリオは全て実話で構成されているわけではありませんが、かなり近い部分で符合しています。

私もゲームはやりこんで、舞台が地元と知り興味が講じた訳ですが、色々と調べてみようと、水上に足を運んで昔の記事や伝承の事を調べまくりました。

これから話すことは私なりに出した結論だと思ってください。

ちなみに、当時調べた書類を見ながら書いています。

天神平の裾野に広がる土地に小さな集落があり水上村と呼ばれていました。そこにダムの建設予定が立ちました。

すると、住人には立ち退きが命じられ出ていく出ていかないで毎日揉めていました。

そんな時、村で事件は起きました。住人が1人残らず消えてしまったのです。

集団神隠しというやつです。

夜逃げや引っ越しではなく、今さっきまで普段の生活をしていた匂いを残したまま誰もいなくなってしまったのです。

ダムの建設する側にとっては気持ちの良くない事とは言い、またとないチャンスとなり着工に移りますが、これもまた一年足らずで工事中止となり現在もそのままで、今となっては山林の一部になっています。

まさに、地図から消えた村ですね。(ゲームをやったひとには解ると思いますが序章のタイトルです)

…まず何故工事を中止したのか?

それを調べてみましたが理由が全く書いてありません。当時の新聞では、作業員謎の失踪とか、作業中三人死亡事故とか、有りがちな記事はちらほら見つけました。

そこで、古い文献を図書館で借りてみると、意外な事がわかったんです。

昔、この土地には有力な家柄の一族が住んでいて、主家と呼ばれていたのだといいます。

そこでは、全ての祀り事も仕切っていて、季節事のお祭り、神事なども行っていた。

ただ裏向きの顔もあったようで、奉公として出された子供が失踪する事件が度々あったそうです。

まさか作り話じゃなく実話をゲームにしたのか?と思いながら、

じゃ次は巫女が出て来るのかと文献を調べていくと主家の裏には、やはり大きな社があったらしく奉公に出された女子は巫女として役を努めていたこともわかりました。

「実話だ…」

思わず口に出していたことを思い出します。

…人を贄になんてする儀式がこの世に存在するのか?

そこまで行くと話が出来すぎてると思いながら更に調べていくと、どうやらそれは違うようで、食べ物も与えずに働かせ過労死させたのだと言う。

そして、その亡骸は親元に返す事はせずに土葬され、大地と共に土地の守神として祀ったのだそうです。

月日は流れそんな栄華も長くは続かず、有力な一族にも滅亡がおとずれます。

人はいなくなっても、建物は残ります。

そして、若干の規模は縮小してそこは神社にしようと言うことで、御奈神神社として祀られる事になりました。

私は、その時に要するに大きな墓地の上に神社を作ったんだと思い何だかゾッとしたのを覚えています…。

えっと、御奈神神社が出来たとこで、前回は終わりましたが、

どんなふうに進めて行こうか考えた挙げ句、ゲームのシナリオの流れとシンクロしてる部分と、キーワードで進めて行きます。

あくまでもこれで間違いない事実なんだと言うことではなく、恐らくこれがそうだろうなと言う私の解釈によるものだということをご了承下さい。

続きから始めます。

主家の裏には大きな社があり、更に奥には中庭を挟んで六角のお堂があったようです。

たぶん、これが楔(縄の男)が出現する場所のモチーフになったお堂だと思われます。

そうすると、楔は主家の主なのかな?と想像出来ますね。

残念な事に現世と黄泉をつなぐ最後に出てくる「虚」なるものはオリジナルのようですね。

ここで少し方向性を変えシナリオに沿ってポイントを拾いながら話します。

まず失踪したジャーナリストの話からゲームは進んでいきます。

まず男のジャーナリスト。その男を探しに来て村に迷い込んだ女性。この二人に焦点を絞って行きます。

ゲームでは、「逢坂家」で、この二人の霊に遭遇します。

御奈神神社を建立した約半年後位に、その周辺に集落が出来始め、更に一年後位に神社の冠を取って「御奈神村」になったようです。

そして当時の記事では、御奈神神社を調べに来て失踪事件になったのは男性ではなく、女性なら一件ありました。(美也子のモデル?)

村にあるたった一件の民宿から取材に行くと行ったきり、行方が解らなくなったと言う記事でした。

やはり、神隠し的な事は昔から続いていたんですね。

あとゲームでは、四つの家名が出てきますが、(「逢坂家」「立花家」「桐生家」「黒澤家」)、この地で実在したのは、「桐生家」のみです。

「桐生家」の裏庭には大きな御神木があり…ここでピン!と来る人はかなり通な方です。

私は、あーこれはゲーム中、最後の方に出てきた朽ちた神木のモチーフだとすぐ気付きました。なんか、鳥肌がたった瞬間でした。

本日はここまでです。

本日のチェックポイント

※双子巫女

実在した記録は見つかりませんでしたが、土地神を崇めているだけに、地鎮祭(鎮魂の儀?)を執り行うときに、

同じ人形(ひとがた)を一対になるように作って(要は同じものを2つ)、

↑↓の様に祭壇(前述の六角堂内)の土間に並べて互いの両手両足を楔(くさび)で穿(うが)つ。←ここは凄いまんまですね

そして、3日3晩三人の巫女により祈祷させるのだそうです。

人形(ひとがた)の意味合いは、一方は現世に縛り付けるため、もう一方は向こうの世界からこちらに来させないために楔を打つようです。

御奈神神社が出来てから半年後位に集落が出来、そして更に一年後位には村が出来ます。そして、神社の冠をとり「御奈神村」ができました。

もちろん住人は外からやってきた人がほとんどで、一部の先人と寺社建立に携わった人達だけだったでしょう。(推測)

(当時の記事より)そこへ「御奈神神社」を取材に来た女性記者が行方不明になる事件が起きています。

唯一この村にある民宿から取材に行くと行ったきり戻って来なかった。と、言う内容です。

この失踪を皮切りに度々起こる住人の失踪事件。これではと、ついに腰をあげた先人達は、昔ながらの祈祷術を取り入れます。

「これは、人為的な事ではなく霊的な現象」と判断したのでしょうね。

「双子巫女」このキーワードを覚えてくださいね。

一対になる人形(ひとがた)を作り、↑↓に配置して両手両足になる部分を楔(くさび)で打ち付ける。

そして、3日3晩3人の巫女による祈祷を行うと言うものです。

意味合いは、一方は現世に縛り付けるためで、もう一方は向こうの世界からこちらに来させないためなのだそうです。

この人形こそが、ゲームで言う「双子巫女」なのではないか?と言う結論です。

そして、ゲームなかで「桐生家」と言うステージが出てきます。

その「桐生家」がこの地には実在していました。

前述した、「主家」と深い繋がりがあったようで、「主家」が滅亡した後も子孫は、この地に残ったと記されています。

真実を知ってはいるが話すことは出来ない。元「桐生家」の子孫の心境はそんなところでしょう。

私が、資料を熱心に見ていたのを気付いたんでしょうね。その時の館長さんが、「桐生家」の家系図ならあると、資料を出してくれました。

一部ボロボロで読めなかった所もありましたが、父一人の娘が四人いたようです。

その内の三女が失踪し、四女は「主家」に嫁いでます。

昨夜は時間に余裕もなく上げてしまったので雑になってしまいすみませんでした。

賛否両論あると思いますが、一通りの結が出るまでは見ている人がいるかぎり上げていきます。

※ちなみにこれは当て推量ではなく、以前に自分で足を運び調べてきた資料をもとに書いています。

今回はサブタイトルにもなっている、「紅い蝶」についてですが、記述を追っていったところ蝶については全くと言って記載がありませんでした。

しかし、この辺りは昔から全国有数の「蛍」の生息地であることが解っています。

一般的に蛍の発する光は緑から黄色に近い光を発して飛び回るものですが、丁度お盆時期になるとまれにオレンジからピンクの光を発するものが見られるときがあるようです。

この蛍は通称「忌み蛍」と呼ばれ不吉な予兆と、亡くなられた方々の生まれ変わりなのだと言う、言われがあります。

ゲームで所々「紅い蝶」が出現する場面に遭遇します。そして、ラストには大量の蝶と共にエンディングを迎えたと思います。

確か、一周目は主人公のお姉さん(繭)救出に失敗し、繭が「紅い蝶」に化身してしまい他の蝶達と飛び去ってしまうエンディングだったと思います。

…この事から、「蝶」のモチーフはこの赤色に近い光を発する「忌み蛍」の事ではないでしょうか…

主人公「澪(みお)」について。

全くのオリジナルかと思っていましたが、昨夜の2.5verで書いた「桐生家」の四女に近い設定がなされています。

すると、失踪したとされている三女の姉は「繭」の設定がなされていると考えられます。

………ここで疑問がいくつか湧きます。

一連の流れから、この地に栄華を誇った「主家」と呼ばれていた一族は、家に仕える人間を何故大量に必要としたのか?

実際の所生身の人間を贄として必要としていたのではないか?

そして、何らかの力を押さえきれなくなったのではないか。

その輪廻が後の「水上村」になっても続き、住人が失踪してしまい村ごと崩壊したのではないかと………。

それは現在この世にも続いている。例え今は地図から消えた村であっても。

やはりまた現地に行ってその辺りを調べてこようと思います。

それが意味があることなのか、私の性格なのか、何かに呼ばれているのかは解りません。

思い立ったら…と言う訳で今、水上の温泉宿から書いてます。

現在、水上は村ではなく町になっています

昼間に早速情報を仕入れてきましたので少しですが上げておきます。

ゲームをやっていない方には少し解りづらいかと、思いますが着いてきて下さい。

ゲーム中「家紋風車」と言うアイテムが手に入ります。

それと似た物を温泉街で見かけ、それを頼りに運良く「桐生家」にゆかりのある宿に止まることが出来ました。

丁度今居る宿から車で五キロ、そこから徒歩で山道を約3.5キロ程歩くと「旧水上村」だったであろう入り口に行けるとの事。

ただし、危険なのでおすすめは出来ない。と言う当然の返答。

さすがに今から出発と言う訳にも行きませんし、

貴重な資料をお借り出来ましたので、いくつか書きますね。

正式な「桐生家」の家系図から、

当主「桐生市松」

正妻「紫」

長女「紗夜」

次女「信乃」

三女「楓」

四女「緋菊」

新情報ですが妻がいたようですね。

次に家紋を見せてもらいました。なんと表現してよいか…3つのひし形を円で囲ったような感じです。

そして、貴重な情報を一つ入手しました。

「旧水上村」に祖先が住んでいたと言う方に話を聞くことが出来ました。

そこで、

「村に大きな神社があったとか聞いた事はありませんか?」と聞くと、

「みなかみの祠の事かなあ?」

「漢字で書くと、『御奈神』て書きます?」と更に聞いてみると、

「ああ、そんな感じ。つか、そんなこと聞いて行くの?あそこはやめときな。ヤバイよ。」

との事…。

明日は1日中雨が降るらしいです。

今日も雨ですね………

何度も「刺青の聲」で聞いたセリフですね。

今日は山道の奥には雨の為いけませんでした。

登り口に立って先を眺めただけですが、妙な威圧を感じました。

先には何かある!近づくなかれ!そう言わんばかりに木々は蒼く深い森みたいに目に映りました。

これはさすがに覚悟がいるなと思いましたね。

雨の風景がそう思わせたのか、直感がそう警告してきたのか、実際あそこに立つのは初めてでしたから。

ものの20分もその場にいると息苦しさを覚えたので、早々に撤収しました。

もちろん私以外に誰もいないと言う心細さもありますが。

山道からの帰りがけ昼飯をすませて後、図書館の方へ足を伸ばして情報の収集にせいを出しました。

前の時お世話になった館長さんは引退して居ませんでしたが、今の館長さんに事情を話たところ快く迎えて頂いて、気の済むまで調べてくださいとの事。

そこで一際目をひいた物があったので、これから書きますね。

……しかし、酷い雨だ……

「心水晶」なるものの文献より、

「身がわりなりてくだけ、身を助く真なる護りなる。」…!!!

これは「鏡石」の事ではないでしょうかねー

当て付けかもしれませんが…

更に続きます。

「忌むべき者に見せしめよ。」

…これは、理解に悩みました。どう言う事でしょう…

「忌み蛍」についても新しい情報がありました。

「忌み集う所魑魅の穴蔵有り。黄泉よりいでし黒なる者より生まれ…(以下読めず。)」

恐らく、「忌み蛍」が集まっているところは、あの世への入り口とつながっているので、取り込まれてしまいますよ。

って事ではないでしょうか。

つぎに、館長さん情報より

水上村の入り口には石碑があり、その先からが村の敷地なんだそうです。石碑より先に立ち入ってはいけませんと言われてしまいました。

よほど危険なんでしょうね。

ついに山道を抜け村に行ってきました。

…と、言うより現在そこにいるが正しいです。

どうにか電波のあるところで書き込みしてます。

現在位置が特定出来てません。

方位磁石も回ってしまう始末で…。

山道の途中に館長さんの言う通り石碑がありました。そこを抜けようか悩みましたが、やはり手ぶらでは帰れないと思い、進んでしまいました。

今日は天気もいいし、まず大丈夫だと思ったんですが、石碑を抜けてしばらくすると霧に巻かれてどっちに進んでいるのか解らない始末。恥ずかしい限りです。

今は、周りが真っ暗ですがひきりなしに物音がします。尋常でない気配が立ち込めています。

昼間見た情景は、朽ちた家屋が何軒かみえただけて、後は草原が広がっているような光景です。

その先に赤い柱みたいな棒が二本。鳥居だったのではないかと予想できます。

ただ今は闇だけです。

私の周りには特に怪しい気配は今のところありません。目に何かが映ると言うこともありませんが、携帯にノイズがたまに入ります。

こんなことは、携帯をもって初めての事なので、ちょっと気持ち悪いです。

明日日が登ったら絶対に抜け出して山を降りてみせます。

そんなことしてないで助けを呼べば?と、言われると思いますが、さっきからそれはずっとやっています。

コールしてつながるんですが、すぐツーツー音になってしまいつながらないんです。

参りました…

もっと書きたいんですが限界です。

みなさん、無事に帰れることを祈ってください。

この投稿が送れますように………

怖い話投稿:ホラーテラー ぐんまちゃんさん  

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