短編1
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チャイルドシート

これは、私がまだ小学校低学年のときのお話です。

私は車に乗り、遠出の買い物に行っていたとき、まだ赤ちゃんだった妹が乗っているチャイルドシートをふと見たんです。

その時私は、チャイドルシートと車のシートの密着部分に少しだけ隙間があるのに気づきました。

その向こう側は、窓ガラスでちょうど外の景色が行き交うのを見ることができました。

私は、ボーッとその隙間から外の様子を眺めていたのですが、いきなりトンネルに入ってしまって、真っ暗になったんです。

それで、やっとトンネル抜けたなぁと思い、またその隙間から外を見ると、皆さんが想像するような黒いフードとガイコツの仮面を着けて、大きな鎌を持った死神が、ずーっと此方を見ていました

私の乗っている車は、どんどん進んでいるのに、その死神は私に体を向けたままチャイドルシートの隙間の窓から私を見たままぴったりとくっついてきているんです。

不思議と怖くはなくて、目が離せずにいたのですが、私がまばたきのため、目を閉じ、開けた時にはもうその死神はいませんでした

あれから、その死神を見ることはなかったですが、あれは私が寝ぼけて見てしまったのか、それとも実際にそこにいたのか、私は一生知ることはないと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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