中編3
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旧〇〇病院の怪【参】

続きです。

翌日、みんなで集まり神社に向かいました。

到着して神主さんを訪ねて事の経緯を話すと直ぐにお祓いをしていただきました。

しかし終わっても田村さんは残るように言われ、私達は外で待つ事に…。

数分経って神主さんが来ました。

『あの人にはとても私では手に負えないモノが憑いてしまっています。

あのままだとあの人おろか、家族や深く関わる人にまで被害があるでしょう。

とても遠いのですが、西の方にある此処の本殿に行ってもらいます。

その時は私も行きますので!

あと、貴方達はこの件には関わらないでください。

幸い、貴方達には憑いておりません。

ただ先程、申し上げたように関われば……。

よろしいですね?

田村さんはお預かりします。お家の方には連絡して、ご両親にも説明しますので…。

これからは決して、遊び半分で危ない所に行かないでください。

貴方だって自分の居場所に知らない人間が土足で入って来たら怒るでしょう?

それと同じなんです。

田村さんはその逆鱗に触れてしまったわけです。

人間と違って話せば解るモノでも無いので…。

お願いしますよ!

関わらないでください!』

神主さんの真剣な言葉に圧倒され、私達は神社を後にしました。

何故、田村さんだけが憑かれたのかは、今だに謎です。あの居なくなった時に何かを見たとか壊したとか動かしたとか……。

あの時の事を思うと、田村さんの足を掴んでいた無数の手が脳裏に浮かびます。

数日が立ち、あの時の女子メンバーが揃って、霊を見た娘が話し始めた。

『田村さん、精神病院にも通っているらしい。

それと…家族に災難が続いてるそうなの。

あの後、直ぐに田村さんのお婆ちゃんが亡くなり、その後に別の所で暮らしているお姉さんの家が全焼の火事。

それに……

弟さんが行方不明なの…』

寒気がしました。

関わりは持つなと神主さんに言われたけど、あそこに行った人は皆そうなのかなと思って、あのコンビニの店主に話を聞けないものかと、みんなで行きました。

夜は怖いので朝早くに出発したんです。

メンバーは田村さんを除いて全員。

そのコンビニは二階が店主の家である為、直ぐに会えるでしょ!と連絡は取らなかった。

コンビニに着いてまず店に入るとアルバイトが居て、店主の事を聞いて驚きました。

交通事故で意識不明の重体だったのです。

今、店主の弟さんが手伝っているらしく一応、あの時のお礼の挨拶をしに二階に行きました。

弟さんにお礼をして、その時に起こった話をすると顔付が変わったのを覚えています。

『兄はその時、テレビ局の話をしなかった?

実は数年前にあの病院の噂を聞いて、民放のテレビ局(この時、会社名で言ってたが伏せておきます。)が撮影に行ったんだ。

行きに此処へ寄ってインタビューみたいな事をしに来たらしんだけど断ったそうだ。

その時はアイドルやお笑い芸人もいたらしいよ。

何時間か経った夜中、物凄い形相でテレビ局の人達が来て、ヤバイだの言ってたそうだ。

その中でも責任者らしき人が、本当に出たと言ったらしい。

そのVTR、兄も見たそうなんだ。そこには走り回る子供と天井から睨み付ける老人が映ってたそうだ。

それから兄は此処に来て肝試しに行こうとする若者には絶対行くな!と言ってた。

その番組、放送する事はなかったそうだ。

まさかとは思うが、兄も呪われたんじゃないかと……、思っている…。』

言葉に為りませんでした。

もう一度、お礼をして帰りました。

皆さんも絶対にそう言う所には行かないでください。

私はそれからはそう言った所には近づく事はしません。

あの霊感がある娘が言ってました。

『人間の嫌な予感て本当に大事なんだよ!だから霊感の無い人でも嫌な場所って感じたらその場から離れて!人間も動物なんだから…。危険予知は誰にも有る筈なの!』

私もその通りだと思っています。」

これを聞いて、そこにいた連中は、ゴクリと生唾を飲み込んでいました。

最後にその女の子が、

「…でも、あの…一件以来……私も見えるようになって…たまに…そばに居るんですよ……子供の霊が…」

一瞬にして寒くなり、ダウンを着込みました。

最後まで読んで頂いた方々、有り難うございますm(__)

誤字・脱字・怪文、申し訳ございませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 濱っ子とうちゃんさん  

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