短編2
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助けてもらった命

以前、仕事をクビになり色々と悩みやら厄介事で生きる希望を無くし、死のうと思い自殺の準備をして死のうと思った矢先に電話があったんです。

電話の内容は四国の叔母さんが亡くなったって連絡で、慌てて四国へ行く準備をして出発しました。

日が変わる前に出発し、だいたい五時間近くかかり、着いた早々に叔母さんの死に顔を見せてもらい、思いっきり泣きました。

大体の人は経験したと思いたいんですが、人間って不幸が重なるとその時に起きた出来事は自分のせいではないかと考えてしまうんじゃないかと思うんです。他の方はどうか知りませんが、俺はそんな事を考えてしまい叔母さんの亡骸に心の中で、

「叔母さん、俺が馬鹿なこと考えてしまった為に、とんでもない事をしてしまった…ごめんなさい。」

自分がかなり落ち込んでるのを見た他の親戚が慰めてくれました。

そして通夜や葬式等の段取りが始まる訳ですが、経験してる方は分かると思うんですが、寝ずの番みたいなのをしないといけないんですよ。

親戚で仕切りたがりみたいなのが、

「通夜はな、亡くなった人のいい所悪い所を言い合い、その人を見守ってあげるんや。」

とか言いながら口喧しく言って仕切って起きてはいるんですが、酒飲んだりしてるから酔っ払ってうっとおしいんですよね。

話が脱線しましたが、俺も明け方まで起きてはいるんですが、やはり眠気に勝てなく仮眠をとりました。

ここからは夢を見てうろ覚えになるんですが、叔母さんが現れて俺に説教をしてたんですよ。あまりにも心配してくれ、説教が終わった後は打って変わって慰めてくれました。

目が覚めると、通夜の準備を始めようとしてた所で、俺も眠気覚ましに洗面所に行き顔を洗い、通夜の準備を手伝っていました。

すいません、続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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