すまん。連投しようと頑張ったんだが無理だ。
忍耐強いやつだけ読んでくれ。
想像してたより中は広いがタンスっぽいものや蝋燭ぐらいしかない
興醒めしたのかさっきまでのテンションはどこへやら、2人はブツブツいいながらそこら辺を歩き回る。
「なんもねーつまんねー」
タンスっぽいものの中をぐちゃぐちゃといじってた啓太は何を思ったのかそれを思い切り蹴った。バカだ。
タンスはすごい音をたてて後ろに倒れる。
すると、壁がガラガラと崩れてしまった。
さすがにやばいと思ったが、それよりもその崩れた向こうから普通は有り得ない階段がでてきて思考がストップしてしまった。
啓太がなにか叫んで、春樹が中を覗いていたが俺はすごい嫌な悪寒がして、その場に立ちすくんでしまった。
これは…下に行ったら死亡フラグだろ。
絶対2人をいかせちゃいけない
そう頭では分かっているのに、声がでない
足が動かない。視界に靄がかかってボーっとする。
次にハッと意識がハッキリした時には、既に2人は階段を降りていってしまったらしい。
何のための階段なのか。
なんで壁で塞がれてたのか。
なぜ地下なんかあるのか。
そんな事この時の俺は考える余裕もなく、ただ本能的に2人のもとへと急いだ。
転げるように急な階段を降りると、開いたままの扉があった。
あいつらはこの先行きやがったのか!
暗いそこは本当に真っ黒って感じで持ってた懐中電灯(肝試しだからと春樹に渡されてた)の人工的な光では心許なかった。
逃げ出したい。しかし2人は見捨てれない。
俺は生唾を地面に吐き捨て、出口を作ってから闇の中へ飛び込んだ。
中は真っ直ぐな道がしばらく続いたが、いくつかの分かれ道もでてきた。
随分と入り組み、また随分と広いようだった。
帰り道を見失わないよう、時々唾を吐きながら自分の第六感を信じてただ走る
すると、僅かにだが右の方向から何か音が聞こえた。
すぐ横は壁。
そう思っていたのだが懐中電灯でてらしてよく見てみると引き戸になっていた。
この中か!
ぶっ壊す勢いで引き戸を引き、中に入ると探していた2人がいた。
四隅と真ん中に薄暗く蝋燭の炎が揺れ、部屋の中心に佇む2人はただ気持ち悪かった。
怖い話投稿:ホラーテラー Mr.ABCさん
作者怖話