中編6
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旧館からの電話

以前、あの世への電車を投稿した者です。

誤字脱字許してください。怖いというか不思議な話です。

AとBという人が仕事で県外に行ったんです。でも予定より意外と仕事が早く済んだんで、二人は帰ろうかとおもった。すると、Aさんが、

A「おい、せっかく来たしこのまま帰るのはつまらないなー。どっか旅館にも泊まって風呂につかって、うまい酒でも飲んでさー、そうしないか?」

そう言った。

というのも、Aさん、Bさんも一人身で、明日は仕事が休みなんです。じゃあそうしようかということになった。ちょうど季節はシーズンオフだったんで、簡単に旅館も決まった。二人で旅館へ行くと、早速、露天風呂に入った。他に客の姿はないいい気分で手足を伸ばしていた。

部屋へ戻ると、既に夕食の支度ができている。そうして二人で食べながら、楽しんで話をしていた。ところがシーズンオフなんで他に客がいない。静まり返っている。人間ってのは勝手なもんで、騒がしいと、うるせーなー、こんなとこ来るんじゃあなかったと思ったりするんですが、逆に全く人がいない寂しい旅館だと、気持ちが落ち込んでくる。

すると、Bさんが、

B「おい、造りからして出そうな雰囲気だし、もしかして……」

A「やめろよ。そんな話」

なんて風なやり取りの最中に、ちょうど仲居さんが来たので、酔った勢いで、

B「ねえ、仲居さん。このあたりで幽霊だ出たり、怖いことが起きたりだとかそんなこと聞いたことない?」

A「おいよせよ。」

すると仲居さんが真面目な顔で、

仲居「いやー、聞いたことございませんけど…、うちの番頭さんでしたらそういうことに詳しいので、…お呼びしましょうか?」

A「いやっ、いいのいいのっ。冗談だから。」

Aさんは怖い話が苦手だったんで断った。」

仲居さんはそうですかと言って行ってしまった。

B「ちょっと、勝手に断るなよ~。」

と二人で話をして盛り上がっていた。

十数分経っただろうか、

ふすまの向こうから

?「ごめんくださいませ。よろしいでございましょうか?」

と年輩の男の声がした。

A「はい。」

スー

ふすまが開いて、年輩の男の人が顔を出した。

?「当旅館の番頭でございますが、なんでも心霊関係のお人がですね、いらして、怖い話を探しているとお聞きしたんですが…」

B「いや違うの」

どうやらさっきの仲居さんがAさんとBさんを心霊関係の人と、勘違いしていたようだ。それを番頭さんは仲居さんから聞いたんだろう。

A「あれ冗談なんですけど…」

Aさん達言ってるにもかかわらず、真顔でもって番頭さんが、

番頭「いや、実はですねぇ、わたくし大変気になっているところがございましてね、もしよろしければ見てくださると思いましてね。」

Bさんはあれから結構飲んで、酔ってましたから、勢い余って、

B「ぇえ、何です??」

番頭「よろしいでございますか。実はですね、ちょっと付いてきてもらいませんか?」

番頭さんが立ち上がったので、Bさんが行こうとすると、

A「待ってよ、一人でいるのも怖いから俺も行くよ。」

三人が廊下を歩いている。辺りは、シーンとしている。長い廊下を番頭さんが行く、そうしてBさん、Aさんの順に歩いている。

すると、長い廊下、段々古臭くなってきた。どうやら、今歩いているところは新館と旧館をつないでるところらしいんです。すると番頭さんがあるふすまの前で立ち止まって、

番頭「実はですね、ここなんですけどねぇ。」

そしてスーッとふすまを開けた。

そして明りを付けた。

中は畳の部屋になってて、番頭さんが、

「実はですね、あそこにあります、あの電話機、あの電話からなんですが、時折電話がかかってきてフロントの方にありもしない要求の電話をかけてくるんですよ。」

B「いたずら電話ですか?」

番頭「ぇえ、うちの者はそんなことしませんしねぇ、いったい誰がかけてくるんでしょうかねぇ?その正体がどうも気になっておりましてね。」

するとBさんが

B「なんなら俺がここに泊まって様子を見てあげましょうか?」

酔っていたBさんはついそんなことを言ってしまった。

番頭「そうして頂きますか!どうもありがとうございます!!宜しくお願いします!!」

番頭さんも余程、気持ち悪かったのだろう。Aさんはというと、

A「俺はいいよ。お前泊まるんだったら一人で泊まれよ。」

Aさんはかなりビビっている。

結果的にその部屋にBさん一人で泊まることになった。

薄暗い部屋、テーブルに向ってBさんはウイスキーを飲んでいる。辺りは静まり返って物音ひとつない。時間は過ぎていくが何も起きない。何のことはない。

あーあー、嫌なとと引き受けちゃったなぁ、とBさんは思った。

話し相手がいないんで、退屈でしかたがない。寝ようと思っても、一応、目を開けている。何か起きるまで起きてようと、起きてるわけです。

B「バカバカしいなぁ。」

とうとう寝ようと思った。

ザーー

雨音がする。

B「雨が降ってきたな~。」

なんだか陰気だな~と腕時計は夜中の12時を回っている。

B「もうこんな時間か~。とうとう何にも起こんなかったじゃないか~。」

布団に足を突っ込んで、掛け布団使って、倒れようとした瞬間、

B(!!)

いる…

何かいる…

気配を感じた。

今布団の中に入った瞬間、横を何かがスッと横切った。確かに横切った。

B(いるぞ、おい…)

辺りを見たんですが人の姿はない……。

でもなんだか自分が誰かに見られている。そんな気がする。

恐る恐る周りを見ていると、部屋の片隅に鏡が置いてある…。その鏡から男がじーっとこっちを見ているじゃないか。

目が合った。

Bさんは気づいた。

B(あぁ、鏡に自分が写ってるんだ)

要するに、鏡に映っている自分がこっちを見ているんだなと。

そう思うとBさんに急に睡魔が襲ってきて、そのままBさんは寝てしまった。

翌朝、目が覚めると、Aさんがいる部屋に戻って、歯を磨き終わるとAさんが、

A「おい、昨日何かあったかい。」

B「いや~、参ったよ。ずっと起きてたけどとうとう何にも起きなかったよ。そのうち雨は降ってくるしさぁ、まああれだな、鏡に映った自分の姿をみて驚いたくらいなもんかな。」

すると、

A「あれ?昨日雨なんかフらなかったよ。」

B「バカなこと言うんじゃねーよ。昨日降ったしさぁ。」

すると、仲居さんが、

仲居「昨日雨なんか降りませんでしたよ。あちらのお部屋にも鏡はありませんし…。」

B「いやいや、俺は確かに鏡に映った、自分の姿をみて驚いたんですよぉ。」

仲居「そういえば、夜中1時くらいですかねぇ、お電話をいただき、わたくしが氷とお水をお持ちいたしたら、お客様、テーブルの前に座って、お酒飲まれていましたよね?」

B「えっ?俺が?俺は電話はしていません。」

仲居「わたくし確かに伺わせていただいたんですけどね。」

B「それって、本当に俺でしたか?」

仲居「いやーぁ、あの部屋の薄暗い明りでは見えませんでした。わたくしは、貴方様だと思ったもので…、そういえばですね、もう一人の方がお布団で寝たらした…」

B「いやいや、その布団で寝てた方、それが俺なんですよ。」

仲居「じゃあ、お酒を飲まれてた方は…?」

十分何かあったんです。

その出来事は以来謎に包まれたままだ。

怖い話投稿:ホラーテラー エナジーさん  

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