短編1
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赤いヒールの女

2週間ぐらい体調がおもわしくなかった。

夜も熟睡することができず、食欲もない。

日に日に体のダルさはますばかりだ。

重い腰をあげ、病院にいったが過労ということで点滴をうたれただけだった。

ダルさはなおらない。

その日は仕事が遅くなり終電で帰ることになった。

今まで体験したことのないほどの体の重さだ。

改札を過ぎようとしたとき、駅員に呼びとめられた。

 駅員「お兄さん、背中におんぶしてる赤いヒールの女性の料金もくれなきゃ!」

そこで私は意識をなくし病院に運ばれたらしい。

思い返せば、2週間前にも同じように仕事が遅くなり終電で帰った際、乗り合わせた電車が踏切での人身事故にまきこまれたことがあった。

電車の窓から下を覗き込むと、引きちぎれた赤いヒールをはいた足を見てしまったことがあった。

怖い話投稿:ホラーテラー NBTさん  

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