短編1
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落し物

余り怖くはありません。

ただ、私の中では繊細に残っている体験です

小学校の帰り道

その日先生から貰ったお土産のキーホルダーをランドセルにつけ

友人Sちゃんと帰宅していました(夕方過ぎ)

雨が振っていて、お互いの会話も聞こえずらい状況にも関わらず

キーホルダーの鈴の音だけが良く聞こえていたのを覚えています

ですが、途中鈴の音が途絶えた事に気づき

ランドセルを見てみるとキーホルダーが無くなってました。

「落としちゃったかも」

二人で会話しながら歩いていると

誰も居ない筈なのに、また鈴の音が聞こえて来ました。

それもかなり激しく…

追いかけられている様な恐怖からSちゃんを見ると彼女は突然歩みを止め

私の方に振り返り一人で会話をし始めます

「ありがとう」

一体何の事かと思ってSちゃんを見ると

何故か彼女の手の平に、落とした筈のキーホルダーが突然現れたのです。

「優しいおじさんだね」

私には何も見えませんでした。

Sちゃんがイタズラして脅かしたのか、はたまた見えない何かを本当に見ていたのか

霊感の無い私には分かりません。

ただ、以前からSちゃんはいつも見えない何かと会話をしている事がありました。

優しい幽霊…だったとしても

私には怖い体験でした

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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