中編3
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これがほんとの着信アリ

昨日の夜中の話。

夜遅く、一人で2時過ぎくらいまでこのサイトを見ていたら、

コンコン、コンコン、

と、部屋をノックする音が聞こえた。そう言えば、怖いサイトをみてたらたまーに本物の霊が来ちゃうんだっけ?

やべー怖ぇーと思ってずっとシカトしてた。もちろん家には俺一人。

ノックする音はたいして続く訳でもなく、直ぐに止んだ。怖かったので部屋に鍵を掛けた。

これでひと安心。

その時、自分の携帯がブルッた。

非通知だった。

かなりビックリしたので半ば八つ当たり気味に、

『おい!お前誰だよ?てかこんな時間に電話してくんなカス!』

『……』

『おい!もしもし?』

『……開けてよ。』

『ん?』

『部屋開けてよ!!』

その時部屋のドアがガチャガチャしだした。

だが電話の主は女の声だったが、聞いたこと無い声だった。

怖くなり電話を切った。

するとドアのガチャガチャは止まった……

何回も携帯がブルッたが無視して、俺は直ぐに部屋の戸締まりをし、部屋の中で震えてた。

いつの間にか寝ていた。

ドアは鍵が外され開いていた。

履歴を見たら全部非通知で50件くらい着信があった。

これがほんとの着信アリだと思った。

長文ごめんなさい。

今日はとりあえずホテルに泊まります。怖いので。

wallpaper:210

その日以来、私はホテルを転々として生活していました。

そして一週間後に、もう大丈夫だろうと思い、あの部屋に戻る事にしました。

あの事件が人間の仕業かも知れないので、警察に被害届を出そうか迷っていたのですが、部屋は荒らされた痕跡も無く、何も変わっていなかったので、被害届は出しませんでした。

その日の夜、私は友人と一緒に私の部屋で呑んでいました。

夜も更け、友人を部屋に泊める事になりました。

私は友人に、あの時の出来事を話してみました。

その友人は、霊感が全くないというか、霊を信じないタイプの人間なので、私の話も『はいはい』と言って真剣には聞いてくれませんでした。

少しムキになった私は『じゃあ今夜試してみるか?』とケンカ腰で言ったところ友人も闘志に火がついたのか『やってやろうじゃねーか』と鼻息荒く答えました。

そして、部屋の鍵を閉め、全部の戸締まりをした後、部屋の電気を消し、携帯の明かりで部屋を照らしました。

一応非通知拒否も解除しておきました。

そしてこのサイトを見て、しばらくすると、やっぱり私の携帯に電話が非通知でかかってきました。

電話にでると、

『もしもし?』

『……わかってるよね。』←女の声です

『え?』

『開けろっつってんだよ!!』

ブツッ……

そこで電話は切れ、ノブをガチャガチャする音が響きわたります。

友人はと言うと、さすがにビビったのか口をポカンと開けています。

ですが、彼は肝が座っているのかアホなのか、ドアの方に近付き、

『誰ですか!!』

と、叫びました。すると、ドアの向こうから、

『あけろぉぉぉおおお!!』

と、大声が返ってきました。もう既に女の声では無く、ガチャガチャも、ドアをドンドンする音に変わっていきました。ドアが壊されそうでしたが、友人は、

『お前なんやねん。人ん家入るときにはマナーっちもんがあるだろうがぁ!ボケぇ!』と負けじとドアを叩きました。

するとピタリと音が止みました。

一安心した直後、電話がかかってきました。

『もしもし?』

『……どうしても開けないなら…』

『は?』

『無理矢理、開けるから。』

そう言い残して電話は切れました。女の声は最後、モザイクかけた合成音声みたいになっていました。

私と友人は怖くて眠れず、朝になり、彼は帰っていきました。もう電話にでる事は出来ません。

怖い話投稿:ホラーテラー しましまさん  

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