タイトルは全く持って
関係無いが
私が過去体験した
4つの話を綴らせて貰う
意味の判らない
タイトルを見付けたら
迷わずクリックして頂きたい
1つ目…
最近女性の
バラバラ死体が
漂着した事で
ニュースに取り上げられた
F県の島に数年前
夏休みを利用して
皆で遊びに行った
島に到着し
辺りを見渡すと
かなりの田舎で
フェリーが到着した場所に
土産売り場が
2-3件あるだけだが
この先にビーチがある為
観光客で賑わっていた
そこから皆バスに乗り
細い1本道を
ひたすら走る
途中道路脇の崖の中に
草木で覆われた
廃屋を幾つか見付け
“以前は
人が住んでいたんだな”
なんて話をした
バスが止まり下車すると
下に続く長い階段があり
それを下った
やっとの思いで
下に到着すると
ペンションが
幾つも建っており
その先にビーチが広がった
私達はバナナボートに
乗ったり海の家で
かき氷を食べたりと
思い思いに満喫した
夏期限定で
働いていると言う
ジェットスキーのお兄さんと
仲良くなり
話をしていると
気になる事を
教えてくれた
先程私達がバスを下りた
車道をまだ先に進むと
幾つかある廃屋の中に
一家惨殺事件が起こった
家があると言うのだ
夜になっても
テンションの高い一同を誘い
“皆で肝試しをしよう”
と持ち掛けたが
意外にも殆どが
断って来たので
結局私を含む男3人と
霊感があると言う
嫌がる女Aに頼み込み
4人だけで
目指す事になった
昼間下って来た
長い階段を上り
車道を右側へ
ゆっくりと歩いて行く
肝試しが始まる何て
予想していなかった為
懐中電灯なんて無く
皆携帯のフラッシュで
街灯も無い暗闇を照らし
進んで行った
少しすると
草木で覆われた
廃屋を見付け
“ここが例の家かな”
なんて話ながら
先に進んでいると
コンクリート壁で硝子扉の
比較的草木が
絡み付いていない
家を発見
誰もがこれまでと
違う様子に気付いた
その時
ずっと黙っていた
Aが“ヤバい…”と
呟き独り歩くペースを上げ
先に進み始めた
何も判らない俺達は
ビビりながらも
今聞けば更に
怖くなってしまうと思い
“ペンションに着いて
教えて…”とだけ伝え
後を追った
先程の家が遠くなると
女友達もまた
ゆっくりとした
足どりに戻り
俺達も一安心
“この先にビーチへ続く
下りの坂道があるって
聞いたんだけどな…”と
予想を反する長時間の
闇に焦っていると
ここから先は
今までの暗闇が
可愛いと思える程
更に暗い道が待っていた
“本当にこの道で
当たってんのか!?”と
1人がぼやいたその時
“皆止まって”と
Aが全員に言った
私が恐る恐る
“どうした!?”と聞くと
“居る…”と言うのだ
全く霊感の無い
見えない恐怖と戦う俺達
いつ帰り道に
ありつけるかと言う
苛々と怖さとで
嫌気がさし
“居るって
何が居るんだよ!?”と
聞き返した
すると泣きそうな声で
Aがこう言った
“何で見えないの!?”
“あんたの目の前に
おじさんが居るじゃん!!”
それを聞いた瞬間
皆ビーチまで続く坂道を
見付けるまで
全力で走り続けた
やっとの思いで
ペンションに戻り
残っていたメンバーに
その話をすると
“行かなくて良かった”
と口々に言われた
やっと落ち着きを
取り戻した頃
1つの事を思い出した
“そう言えば
硝子扉の家の前でも
お前何か見ただろ!?”と
問うと
Aは“あそこが多分
殺人事件が
あった家だと思う”と
言って来た
“どうして!?”と聞くと
“だってあの扉の奥で
血まみれの女の人が
私達の事睨んでたもん”
と返された
次回は地元にある
自殺の名所で肝試しを
した時の話を綴ろうか
怖い話投稿:ホラーテラー DANIELさん
作者怖話