中編3
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人体コレクション2

Eは放課後学校に行って教室の掃除道具のロッカーに身を潜めた。

横長の隙間から覗き始めて一時間くらいだろうか…。Eは自分でもよくこんなとこに一時間も入ってたなぁと、思い、その日はあきらめた。時刻は5時前だった。

次の日もEは4人の誘いを上手く断り、嫌がらせをするのは、五時以降だと思い、教室のロッカーに隠れた。

Eは自分でなぜここまでする必要があるのかなどとはもはや考えてはいない。ただ放っておいたら何か大変なことになる。やばいことになるとしか思っていなかった。

外が暗くなり始めた。不安になりながらも身を潜めていると、

カツン  カツン

 

 カツン  カツン

静まり返った校舎内に足音が聞こえる。

  カツン

足音が教室の前で一旦止まった。横穴から覗いてみると、どうやら先生が教室を見回りに来たようだ。

Eは息を殺すと慎重に観察していた。

その先生は物理の先生(以下H)で、周りを見渡した。

当然誰もいないと思い込んでいるHはいきなり被害を受けている奴のいすを引いて、ニヤニヤしながら袋から何かを取り出して、机に入れている。

その異様な光景にビビったEは声が出そうになったとき、

H「フはは。今日は毛虫だ。こいつが何を言おうとばれやしない。フフ、ばれたらその時はその時だ。殺ッてやる。フフふ」

Eは正直、教室で独り言をぬかしているHが怖かったが、やばいと思った。EはHは完全にくるっていると思った。嫌がらせでないかしらの快感を得ていると思ったら、ゾクっとした。そしてEは思った。Hは殺人を犯して快感を得てるとしたら…。

だとしたらHは完全に狂っている。Eはこのままでは危ないと思ったが自分ではどうすることも出来なかった。Hが出て行った後、Eは怖くて直ぐ窓を開けて帰って行った。

次の日、いつものように被害を受けている子が叫んだ。

「うわー!!毛虫ー!」

その子は我慢ならぬ様子で、「誰やー!!」と言った。

するとAが机を蹴った。

A「知るかー!!うるさいのぉ、ぼこってほしいんか?」

その時、

  

  ガラガラー

H「どうしたー?騒がしいな。」

生徒「先生、俺の机に毛虫が入ってたんっすよ。」

H「え~!!誰がこんなことしたんや?」

お芝居が上手いこと…。

H「A。お前らちゃうんか?」

その一言でEはブチ切れた。

E「おぃてんめぇ…

Eは思った。ここでHにばれたら、何をされるか分からない。

E「お、俺たちはな、何もしてない…。だよなぁ?」

4人「おう。」

H「誰か心当たりのある奴はなんでもいいから良いに来るように。」

  ガラガラ

E「フゥ。あぶね。」

A「どうした?」

Eは事情を4人話した。昨日の事を。

当然4人は腹を立てた。

A「アイツ俺らのせいにしやがって。」

B「全くだ!!」

C「ちょっと待って。じゃぁFを殺した奴はHだって可能性があるのか?」

D「マジで!?ちょっ、ヤバいんじゃねぇの?」

Eは止めたが4人は怒りに満ちてそれどころではない。放課後、無理にHをたまり場に呼び出した。

A「お前、クラスの奴に嫌がらせをしているだろ?」

H「……え?」

B「とぼけちゃぁいけませんよ。」

C「Eがみてたんですよ~。」

E「C、おまっ、ちょっ」

D「ばれたら飛ばされる、いやクビだな。」

H「スイマセンでした!!誰にも言わないでください!普段からストレスが溜まっていて、ついそんな事を…。」

D「じゃぁお前Fを殺したのかよ!!!」

H「F!?いや殺していない俺じゃない!関係ない!!」

E(アレッ!?)

H「本当だ!!俺は人を殺してなんかいない!」

C「ストレスが溜まってたから殺ったんじゃないんですかぁ?おい。」

H「俺はそんなこと考えてもらったことがない!!信じてくれぇ!!」

涙と鼻水でぐしょぐしょになったHの顔を5人はついにHを信じ始めた。

A「ホントだろうなぁ?」

Hは大きく頷いた。

なら他に誰がFを殺したというのだ?5人は他に被害が出ることより、ゆういつのムードメーカーであるFの怒りと悲しみでFのかたきをとる、復習することしか考えていなかった。

果たして犯人は誰なのか?謎は深まるばかりだ。

  <続く>

怖い話投稿:ホラーテラー エナジーさん  

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