短編2
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欠落した記憶(解決編)

解決編か…想像の域で書くしかないなコレ。と思ってた矢先、思わぬ電話がかかってきました。

相手は当時のリーダー

リ「おまえさ昨日帰ってきたんだろ?」

俺「ああ、そうだけど?」

リ「あの廃墟には行ったのかよ?」

俺「まあ…な」

リ「やっぱりか…」

俺「どうした?」

リ「ちょっと変な夢を見たんだよな」

聞いて驚きましたよ。

俺の記憶とほぼ一致。

リ「いつもなら夢とかすぐ忘れるんだけどな、何故か鮮明に脳裏に焼き付いてやがる」

俺「なんか怖いな」

リ「俺の方が怖いよ!お前達が見てないモノを見ちまったんだからな…」

俺「お前が見てダッシュで逃げたやつか??」

リ「聞かない方が良いと思うが、お前から〇〇の事を聞いてこんな夢を見ちまったから話すぜ?」

俺「分かった。聞かせてくれ」

リ「〇〇を捜し始めて廊下の方を見たんだわ。そしたら〇〇らしい奴が居て呼び掛けようとした瞬間、俺は気付いたんだ…

〇〇が手に何か持ってる?

よく見たら生首だった

両手にそれぞれ髪の毛を掴み持っていたんだ。

笑いながら…

そして俺は叫びながら逃げたってわけだ」

言葉を失った俺に更にリーダーが続ける

リ「それでよ、廃墟を出たら不思議な事に人だかりとパトカーがいて、お前達は居なかったんだわ。とりあえず話を盗み聞きしてみると『一家心中』ってのが聞こえたよ」

俺「あぁ…なるほどな。なんとなく分かったな」

リ「おう、でも何で俺達なんだ?」

結局それだけは解らずじまい…

かと思いきや別の旧友からメールが来て、内容は《あのホテル近々取り壊すらしいよ》何となく最期に(このホテルを忘れないで)

という意味で、俺は呼ばれたのかな?と思いました。

おしまい

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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