私がPTAの役員をしていたときの話です。
子どもたちが夏休み期間に入ると、週末役員が集まって夜間の巡回指導をします。
役員が3台の車に分乗して地区の巡回をするのですが、ある公園に見回りに行ったときに運転していた0さんが話し始めました。
『俺ここで練炭自殺した人を発見したんだよね』
…と。
なんでも数年前の夏、いつもその公園でお弁当を食べていた0さんは夏なのにエンジンを切って窓も締め切った不審な車が駐車場に停まっているのを発見。
しかも人が乗っている様子。
『死んでるんじゃない?』
と一緒にいた人と近づいてみるとやはりカップルによる練炭自殺だったそうです。
すぐに警察を呼んだそうですが、めったに事件のない平和な町交番のお巡りさんは管轄の警察に携帯で連絡使用としましたが携帯の充電が切れてしまったそうです。
死体は夏場で死後何日か経過していたため腐敗してブヨブヨだったそう。
練炭による自殺として処理されたようですが、0さんは気になることを言っていました。
『いくら自殺するからって足の下に七輪置いたら熱いんじゃないかなぁ?』
助手席で亡くなっていた女性の足の間に七輪が置かれていたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー ○匿名希望○さん
作者怖話