短編2
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交通事故

これは私が小学生の時に実際に体験した話です。

私は小学生の時両親の離婚が原因で祖母の家に預けられていました。

ちょうど私が小学二年の時祖母の家に親戚や身内の人達が集まりお酒を呑んで宴会?みたいな事をしていました。

そしてみんながほろ酔いになった頃に親戚のおばちゃんがお酒が入っているのに私と祖父を連れてスーパーに買い物に行くと言い出したのです。

みんな止めたのですが近くだから大丈夫と言い半ば無理矢理私と祖父を連れて車で出かけてしまったんです。

そのスーパーの道中に私は睡魔に襲われ寝てしまったんです。

たぶん私が寝て数分後だと思うんですがある音と物凄い衝撃で目が覚めたんです。

「がっしゃーーーん」

私は起きた時に見た光景は一生忘れないと思います。いや、忘れられないと言った方が正しいと思います。

車はほぼ原形をとどめておらず車からは煙がでていました。

そして助手席に乗っていた祖父が何かぶつぶつ言っていたので祖父の方に目をやりました。

すると祖父の足が完全に閉まりきったドアから足が飛び出しているんです。

親戚のおばちゃんは当然意識はありません。

奇跡的に意識があった私は急いで人に助けを求めようと周りを見たんですが何せ山道なので近くにお店すらなかったんです。

そして百メートルぐらい先に店の光らしい物があったので走って助けを求めに行きました。

幸い人がいて救急車を呼んでもらいました。

結局祖父は片足を切断する事になり命に別状はありませんでした。

そして不思議な事が起きたのは後日事故現場に行った時でした。

次の日事故現場に行った時ある事に気付いたんです。

車が突っ込んだ電柱から私が助けを求めたお店までたったの十メートルぐらいしかないじゃないですか。

でも私は事故した時にお店まで少なくとも百メートルはあるように見えたのです。

あの光景は今でも不思議でなりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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