どうも、この前
日本人形という話を投稿した者です。
このお話は1話2話と分けています。続けて2話も読んでいただけると嬉しいです。
1話は怖くないので悪しからず。
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この話は僕が体験した話なんですが、最初に言っておきます。嘘みたいな話です。嘘だと思ってくれても構いませんが、実話なんで。
つい最近のことなんですけど、僕は普通に高校に通う高校3年生です。友達もそこそこいます。その中でも一番仲がいいのは、前回話した「日本人形」にも出てきたY君なんです。
彼とは中学の1年生の時から仲が良く、毎日のように遊んでいました。遊ぶと言っても、世間話をしたり、女の子とHがしたいなぁとか、Y君と(服の上から)実践練習をしたり…
実践練習と言うのは、僕が仰向けに寝転びY君が馬乗りしてくるというもの。まぁ簡単に言えば、騎乗位の体勢ですね。別にそんな(男とヤル)趣味はなかったんですが、もし女の子といざHをするぞってなった時に戸惑わないようにと練習してたんです。Y君はいつも、
「俺がもし、女ならかなり感じてるやろうな(笑」
とか言って勃起してた。
そんな中学時代をすごしたもんだから、かなり砕けた関係なのだ。親に言ったこともない悩みなども聞いてくれて、すごく楽しい高校生活を過ごしていた。
そんなある日のことだった。
Y君が、学校の屋上に来いと言うのだ。なにか悪いことをしたのだろうか、不安になってきた。
屋上にはY君が一人で立って待っていました。
Y君「よう、いきなり呼んで悪かったな…話があんねん。」
僕「話?なんや?」
Y君「聞いてびっくりすんなよ?ひいたりもすんなよ?」
僕「わかった。なんや?」
Y君「実はな…俺…お前のことが…好きなんだ…」
僕は固まった。
訳がわからなかった。
Y君「俺達、ホモ達だろ?」
その一言を聞いた瞬間、僕は走ってにげた。今まで友達と思って接していたY君がホモだったなんて…涙が止まらなかった。
次の日、僕は学校を休んだ。一人暮らしだから、親も居なく、なにも言われることはなかった。カーテンを締め切った部屋の居心地が悪く、思わずカーテンを開けた。窓の外を見ると、そこにはニヤニヤと笑ってこちらを見つめているY君の姿があった。僕は怖くなり、玄関、窓などの鍵を閉めた。また外を見るとまだこっちを見ていた。
次の日から彼のストーカー劇が始まった。
僕は次の日も、そのまた次の日も学校には行かなかった。毎日毎日外にはY君が立っており、時折、
「佐藤くぅん佐藤くぅん、好きだから学校に来なよ~」
※佐藤は本名です。
と何度も何度も声をかけてくる時もあれば、家のドアをガチャガチャガチャガチャとドアノブが壊れそうな程開けようとするのです。たまに怒鳴り声とかも聞こえて、恐怖で泣いていました。
そんなある日のこと、家に先生がやってきた。
先生「どうした佐藤、なんで学校に来ないんだ?みんな心配してるぞ。明日から来てくれよ。それにだなぁ、Yの奴も最近学校に来なくてな。お前アイツと仲良かったろ?なんか知らないか?」
と聞かれたが、知らないと応えた。あいつが本当に不登校なら明日から学校に行っても…と僕は考えた。
だが、この考えが甘かった。
翌日、僕は学校に行くために家を出た。Y君がいきなり襲って来ないか心配で周りをキョロキョロ見渡してから学校に向かった。学校に行くと先生は笑って迎えてくれた。やはりY君は来てなかった。
そんなとき僕は、ふと思い出した。家の鍵を閉めたかな?Y君の事を気にしすぎて忘れたんじゃないかと不安になってきた。そんなことを考えていると、そこにY君が学校にきた…
先生は笑って、
「Yも来たのか、佐藤のやつも今日、学校に来たんだよ。」
Y君は僕を見てニヤニヤしていた。僕は寒気と共に嫌な予感がした。まさかっ!
と思い教室を飛び出し、自転車に乗り家に向かって猛スピードでこいだ。家に帰る途中に一人のお婆さんを跳ねてしまったが、そんなことはどうでもいいと思い、家に帰った。やはり家には鍵がかかっておらず、半分だけドアが開いていた。
リビングに向かうと、テーブルの上には血で、
『オマエハオレノモノ』
と書かれていた…
その文字に目を奪われてる時に、クローゼットのある僕の部屋からガチャッと音がした…まさか、Yが…って思ったが、学校を先に出た僕より先に家に着くなんて有り得ない、でももしYなら…と恐怖を押し殺し、自室に向かった。そこにはなにもなかった。
ふぅ…と溜め息をつくた途端クローゼットの方から視線を感じた。恐る恐るクローゼットを開けるとそこには…
先程自転車で跳ねたお婆さんの霊がこちらを睨んでいた。
恐怖のあまりに絶句し、家を飛び出した。
あのお婆さんの霊はどうして僕の家がわかったのだろうか。
その後Y君から、
「俺がゲイだということは嘘だと言われた。」
書くのめんどくなた。
怖い話投稿:ホラーテラー キリマンジャロ佐藤さん
作者怖話