短編2
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次に死ぬのは

あるところに夫婦と老夫婦の4人が住んでいた。

ある日、おめでたな事に、夫婦の間に元気な男の子が生まれた。4人は喜び、若い夫婦が仕事の時は老夫婦が子供の世話をしていた。

月日がどんどん過ぎて行って、その子供が喋れるようになったころ、ある日子供が

「マァマ」

と言った。

それはそれは母親も嬉しそうにしていた。

次の日、母親が死んでしまった。交通事故に遭ってしまった。

家族はすごく悲しんだ。

まだ若かった母親の冥福を祈った。

この子が、自分が幼いころに母親が死んだことに気づいたらどんなに悲しむか。すると子供が

「ばぁば」

と言った。

もちろんお婆さんも喜んだ。

次の日、お婆さんが死んだ。つまずいた際、頭を強く打った。

2人立て続けに死んでしまって、父親とお爺さんは、すごく悲しんだが、父親には心当たりがあった。

自分の子供が、初めて名前を呼んだ相手が次の日に死んでいることを・・・。

2人は疑いつつも、怯えながら生活を送っていた。一週間も経たない内に、子供が遂に、

「じぃじ」

と言った。

お爺さんは怖くて外に出られなくなった。

次の日、2人は怯えながら朝食を食べていた。

突然、

「ごほっごほっ、うっ」

お爺さんは漬物をなどに詰まらせて死んでしまった。

父親と子供だけが残った。父親は子供を抱きかかえ、

「お前が名前を呼ぶと伽次と家族が死んでいく。なんでなんだ?俺はどうすりゃいいんだ…。」

泣きながら言った。

そしてとうとう、

「パァパ」

父親は絶望した。

とうとう俺も死ぬのか。

その日の夜、父親はなかなか寝付けなかった。

次の日、

となりの亭主が死んだ。

詰まらない割には長すぎました。すいません。

怖い話投稿:ホラーテラー トビンベルさん  

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