短編2
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隣の声

今回初投稿です。誤字脱字あったらすみません。

これは実際に俺が体験ことですです。

2、3年くらい前、実家に何日か遊びに行った時に友達が住んでいるマンションに遊びに行った。久々だったんで、その友達も笑いながら出迎えてくれた。ちょうど夏がったんで、その友達がスイカを切ってくるんで待っててと、台所に行った。俺がベランダで待ってると、隣りから声がした。

隣「君、○○君←友達の名前 の友達かい?」

俺「そうですけど…。」

隣「そうかぁ、おじさんねぇ、○○君の親戚なんだ。」

俺「そうなんですか。」

隣「昔からよく君と遊んでたね。2人とも元気に育ったなあ。

俺「いえいえ。」

最初は俺も口数が少なかったが、段々慣れてきて、話が合うようになってきた。

暫くして、友達もスイカを持ってきた。いつの間にかおじさんは中に入ったようだ。ベランダの壁で姿は全然見えなかったが、気配が無くなったし話しかけて来ないのでそう思った。

次の日も友達の家に行った。なんせ暇なもんで。ベランダに出て景色を眺めていると、隣りから声がした。

隣「今日も来たのかい。」

俺「はい。なんせ暇なもんで。」

隣「そうかぁ、暇だったらいいとこあるから連れてってあげようか?○○君も。」

俺「良いんですか。ありがとうございます。で、どこなんですか?」

隣「ついてからのお楽しめだよ。今からそっち行くから…。」

俺は友達に話しかけた。

俺「おい、お前のおじさんがいいとこ連れて行ってくれるってさ。どうせ暇なんだから一緒に行こうぜ。」

○○「はぁ?何言ってんの?俺の親戚全員県外に住んでるのに、お前誰と話してたんだよ。」

俺「えっ?隣りのおじさんだけど。お前の親戚の。」

○○「隣りってどっちだ?」

俺「向かって右側…。」

○○「おいその部屋、誰も住んでないって。」

ピンポーン

そのタイミングでインターフォンの無機質な音がしたんで、俺たちはマジでビビった。

ピンポーン

ピンポーン

隣「お~い、君~迎えに来たよ~。準備ができていないの?早く~。」

玄関から声がする。

俺は怖かったが言ってやった。

俺「やっぱまた今度にしてくれませんか?すいません。ちょっと用事思い出したんで。」

隣「そうか…。」

それっきりその声は聞こえなくなった。あのまま開けていたらどうなっていたんだろうと思うと震えてしまう。

アレはなんだったのか今でも思っている。

怖い話投稿:ホラーテラー lonelyさん  

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