短編2
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ハルとロザリオ

ハル「おーい 」男のくせして腹立つくらい可愛らしくてニヤニヤしながら近付いてくるのがハルだ。

今から話すのはそんなハルとの 気味が悪くて懐かしい話しだ。

オレ「なんだまた変なもんでも見つけてきたんかよ」

ハル「見つけた!見つけた!見ろよこれ…明らかに何かありそうだろ?」

オレ「うへぇ…こりゃ錆び付いてるけどロザリオ…か??また変なもん拾ってきたな 笑」

ハル「形じゃなくて中心見てみろよ!普通はキリストだろ?でもこの中心…」

オレ「!!ムンク…か…?」

ハル「どうしても見せたくてさ」

ハル「これ1日だけ預かってくんない??お願い!」

断る暇も与えられず気味の悪いロザリオを握らされハルは足早に帰ってしまった。

オレ「おいおい…こんなもん部屋に持ち込まなきゃいけねえのかよ」

かばんの中にロザリオを放り投げ家路につき飯も食わず風呂に入りその頃にはロザリオの事はすっかり忘れてた。

電気を消し眠りにつこうと布団にもぐり込み眠気が襲ってきたその時。

窓の外から低くくぐもった声で

「オ…ォア…」

ん??窓のほうを見てみると!!!!

な なんだアイツ!

ム ムンク!?

「ムンク??そういえばあのロザリオにも…」

ムンクに気づかれないようにかばんをあさりロザリオを手に取った。

その時ムンクが体の底から吐きたくなる声で

「オ…ォレネヤツカエセカエセカエセカエセカエセ…」

「ハ…ハルに電話!!」

思うように指が動かない。

やっとの思いでハルに電話をかけれたが出ない…

「あのカマ野郎さっさと出やがれ!!こっちは死にそうなんだよ!!」

やっと出た…

オレ「おい!ハ…」

ハル「あ~…やっぱりそっちにも出てきたんだ~懲りないやつ」

そうハルが呟いたら持ってたロザリオのチェーンがバラバラになった、と同時に外のムンクが消えていた。

翌日ハルに問いただした結果、あのロザリオは一種の呪いがかけられててハルが面白がり家から持ちだしオレの反応を確かめたかったらしい。

オレは殴ろうとしたがハルのあの女よりも可愛い顔で涙目になられるとどうも気が引けてしまった。

その後もハルとは気味の悪い付き合いがまだまだ続くが」それはまた後日に……

怖い話投稿:ホラーテラー ifさん

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