短編2
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吉田君の話1

私は去年まで京都で学生をしていました。

今はとある事情で休学を取らせて頂いてます。

私の通っていたO大学には、男子寮と女子寮がそれぞれ1つづつあり、私も男子寮で生活をしていました。

この寮というのが曰く付きで、どの世代の元寮生に尋ねても

「あそこは出るから、気ぃ付けてな(笑)」

なんて事を言われます。

私自身も幾度か【彼】(幽霊?)に会いました。

灰色の洋服を着ていた事から【グレオ】と呼んでいて、入寮当初こそビビっていましたが、馴れてくると何てことありませんでした。

これからお話させて頂くのは、この寮で百物語をした時にSが話した、地元でのお話になります。

事の発端は私。

「せっかく心霊現状が起こるような場所にいるんだし、なんか刺激になることしようや。」

という流れから百物語を始めました。

50話くらいを境に、皆ネタ切れを起こし始めました。

そしてSの順番。

私「ハイ、次Sの番な。」

S「オレ?…もうネタなんかないしなぁ…」

そういうSに

私「なんかショボくても良いから話せよ。」

と促すと、じゃあ、と言いSは話を始めました。

以下が彼の話した話です。

オレの2つ上の先輩の話なんだけど、吉田君ていう人がいたんだ。

吉田君は成績優秀で、勉強に対してスゴい努力しててな、至って真面目な人なんだ。

ただ霊感って言うのかな…幽霊とか見えちゃうんだって。

んで、その吉田君が中学の3年生の時の受験シーズンだね。

毎日遅くまで勉強しててさ、寝るのは3時とかだったらしい。

ある日ね、吉田君の家の隣の家の奥さんが行方不明になったんだ。

あ、因みにまだ見付かってないんだけどね。

まぁ、その日の夜の事。

いつも通り吉田君は夜遅くまで勉強してたわけよ。

吉田君の部屋は2階にあって、入って左手に勉強机、その勉強机の右手は壁で、窓がある。

椅子に座って丁度顔の高さに窓の真ん中が来る感じね。

んで確か、ベッドが…

私「ワリイ、分かりづらいから図にしてや。」

話の腰を折る私。

話に必要な部分だけを、図に書かせました。

すみません。

次に続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー EROTICANAさん  

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